エピソード1 ページ2
•
月曜日の朝。
外を見ると、雨が降っている。
最悪だ、これからバイトなのに。
私は、とあるカフェでアルバイトをしている。
しかし、実際には、上手くいっていなくて困っている。
だけど、あそこをやめてしまったら、次のバイト先は見つけにくい。
だから、今回も車にエンジンをかけ、バイト先に向かう。
信号を待つ時間も雨のせいで憂鬱だ。
「おはようございます」
私が何かしたわけでもない。何か言ったわけでもない。
でも、どういうわけか先輩は、私が言ったことを全て無視してくる。
まっ、別にいいんだけどさ。
こんな先輩、はなから関わろうなんて思ったことない。
私は早速、接客をしにいった。
すると、私の同僚サチコちゃん、アイダちゃんに、止められた。
「接客は私たちに任せて」ということらしい。
おそらく、お客さんの注文を聞いておけ、ということなんだろう。
仕方なく、待っていたら、似ている顔の人たちが6人で入ってきた。
私はどことなく見たことあるなぁっという感覚だった。
「いらっしゃいませ、何をご注文なさいますか?」
「あれ、Aじゃん」
声で気づいた。
松野おそ松…。あいつを一番気に入っていた人間。
会いたくなかった。
•
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サラダ | 作成日時:2023年5月7日 18時