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25.Hanamaru Pippi ページ25

Aside

私の頭の中は2時間ほど前にあの男に言われた言葉で埋まっていた。

裏の世界は散々だってことは知っていた。人も平気で殺すしイケナイこともする。

でも、あんな言葉言われたら、おそ松さん達を信じられなくなる。

そんなことは嫌だ。もう大切な人を失いたくないから。

もしかして、おそ松さん達は私のことをいらないって思っているの?


ーー「おめぇはいらねぇんだよ」

ーー「なんで生まれてきたのー?」

ーー「うわっ、泣いてるし。きもっ。」


あぁ、なんで今出てくるかな。

私のいらない過去。捨てたい過去。

『過去なんて…いらないよ…』

私は誰もいない鉄格子の中で呟いた。

すると、コツコツと何者かがこちらへ来る音がする。

「こねぇなぁ?もう3時間も経ってるぜぇ。やっぱ、見捨てられたんじゃねーの?」

男は私のことを鼻で笑いながら行った。

私の心にその男の言葉は酷く突き刺さった。

『……』

私はさっきまでの気力なんて無くし黙り込む。

「まぁ、せいぜいそこに座って待ってるんだなぁ〜」

男はそう言い残し私の元から離れて行った。

鉄格子の中はとても暗く鉄格子の窓から漏れた月の光のみ。

そんな所はまた私の過去を思い出される。

あぁ、だんだん眠くなってきた。そして私は目を閉じた。








「何、お前?ゴミの分際で私に逆らうの?」

「ほんと、馬鹿だよね。」

「気持ち悪いんだけど。」

「なんで生きてんの?死ねばいいのに。」

私の過去。そう、いらない過去。

その一言一言は私の心に強く刻まれた。

「Aはいい子ねぇ〜。」

「はなまるなんてすごいじゃないか!A!」

あれ?お父さん、お母さん。

…これも過去。

「この世はね、はなまるぴっぴの良い子だけが生き残れるの。」

はなまるぴっぴの良い子だけ?

ーー嗚呼、お母さん、お父さん。

ーー私ははなまるぴっぴの良い子に

ーーなれませんでした。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
やってみたかったのを詰め込みました。

なんかhit数、お気に入り登録者数がどんどん上がって行ってる!

ありがとうございます!

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橋本(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます、気づかなかったです〜 (2018年12月27日 1時) (レス) id: cee43a9737 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 31のチョロ松の台詞で、『みつかった?』と思われる台詞が『みたかった?』になっています。 (2018年12月26日 21時) (レス) id: e38acbcc92 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - 遙世(はるかぜ)さん» 私もGoogle解釈に頼りっぱなしです…(笑)大した意味もないので流して読んじゃってください〜 (2017年10月3日 2時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
遙世(はるかぜ) - タイトルが英語(多分)だから読めん (2017年10月1日 20時) (レス) id: 56d8891a90 (このIDを非表示/違反報告)
青柳ゆうひ(プロフ) - アオリさん» わわ、ありがとうございます〜 (2017年1月3日 8時) (レス) id: d8f83f5a09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橋本 | 作成日時:2016年9月26日 16時

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