【文スト】ポート・マフィアの中島君【男主】

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「A、一寸来い」
「何ですか、芥川さん」


そう言われたのが一時間前

半ば強制的に連れて来られた俺は、何をするのか分からず

取り敢えず芥川さんに付いて行くことに

一寸待ってろと言われ

芥川さんがまるで病人の様に黒い鞄を持って交番に入っていった

何とも無しに察した俺は、耳を塞いで欠伸をする

耳を塞いでも微かに聞こえる声

・・・警官殺っちゃった感じかなぁ

暫くすれば、猫背の芥川さんが出てきて

俺は後を追う

やっと追いついたと言う所で


　ﾄﾞｶﾞｧｧｱｱﾝ


後方の交番が大爆発した

・・・派手だねぇ


「大爆発じゃないですか」
「上からの指示だ」
「・・・そうですか」


誰の指示だろうか

中也さんじゃないと思うけど・・・

連絡をすると言って、芥川さんは電話をし始めてしまった

少しすれば、通話も終わったようで

中々笑わない芥川さんが少しだけ笑って


「喜べA。お前の兄上に会える機会ができたぞ」
「わぁーい、嬉しいなぁ・・・早く八つ裂いちゃいたいです」









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