【リボーン】黒曜の雲雀さん【男主】

黒曜 ページ21

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やっぱり、ボロいよなぁ・・・ここ

今となっては門すらも崩壊してしまった黒曜ランド

足を踏み入れて、気配を探る

ひとつ、ふたつ・・・みっつ

言われたとおりだね

迷わず、気配がある方に歩を進める

一応ドアがあったので、ノックをした

中には、柿本千種と城島犬。そして、眼帯の少女


「やあ、お久しぶりだね。城島犬、柿本千種―――六道骸。・・・いや、クローム・髑髏かな？」
「！・・・なんでテメーが居るびょん！！」
「煩いなぁ、君達に処罰をしに来たんだよ」
「・・・処罰」


戦闘態勢に入った２人に、はあっとため息

まさかまだ逆らう気なのかな？


「君たちの処罰は――――――風紀委員会に入ることだ」
「はぁ！？！嫌だ――」
「何？拒否権があるとでも？」


否定の言葉を口にしようとした城島犬に、一瞬で間合いを詰めた

喉元に警棒を突きつけて、低く、ゆっくりと言葉を紡いだ



「俺の所有物に手ぇ出したんだ。文句はないだろう？っていうか、それ覚悟で手ぇ出したんでしょ？まあ、これでも軽いほうなんだけど」
「！！」
「あと、君たちの生活を保証してやれとご命令が出た。家は・・・ここでいいかな？」


警棒をしまって、柿本千種に話しかける

まあ、返事がないけどいいか



「生活費は君に預けるよ、柿本千種。幸いな事に君たちの所属校に変更はないらしいし・・・後は君だね、クローム・髑髏。君の所属校もここでいいのかい？」
「・・・」



こくりと頷いたのを確認して、封筒を取り出して柿本千種に渡した

十分に足りると思うけど



「まあ、定期的に様子を見に来るよ。明日学校においで、腕章渡すから。勿論、三人分きっちり用意しておくよ」
「役職はなんだびょん！！」
「平に決まってるでしょ？なに調子に乗ってんの」



後ろからのブーイングを聞き流して、俺は黒曜ランドを後にした








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