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8話 ページ9





「…戦闘不能」




隣で座っていた一松さんが呟く。





パッと窓越しを見ると、


煙からマニューラの倒れている姿が見えた。






「…クソ松のミロカロスは、


炎タイプの〈めざめるパワー〉を持ってる」




『…!そっか、だからマニューラには


効果が抜群だったんだ』



「…そうゆうこと」





二ヒヒッと不気味に一松さんが笑う。





さっき、一松さんはカラ松さんのことを

蹴っていたりしていたけれど、





何だかんだ言って結構カラ松さんのことを


よく分かっているんじゃないかな。






…なんちゃって。







「…マ、マニューラ!」




「あーあ、何の技も繰り出せずに

終わっちゃったねぇ」



「2対1なんてズルいザンス!」



「いつも悪いこと考えてる罰だざまーみろ!」






おそ松さんが、そう吐き捨てながら


イヤミに近づいていく。






「ミ、ミミ、ミーは悪くないザンスよ」


「うるせぇ、早くこの街から出てけ」


「ぐぬぬ…!」






アカツカタウンの住人たちは、


おそ松さんとイヤミの事に注目している。





これだけ視線が浴びせられているんだから、


イヤミは逃げるしかないよね。







と、思っていた矢先。







「…このままやられる訳には


いかないザンス!!」



「…!」





イヤミは、すぐ側に居たチビ太さんのラッタ


に、マジックハンドのようなものを


突き立てた。





まさか…






『…危ない!』



「今更もう遅いザンスよ!行くザンス!



《イヤミマジックハンド》!!」






イヤミがそう叫ぶと、


マジックハンドは斧のような形になり、


チビ太さんとラッタを丸ごと捕獲した。







「チビ太!ラッタ!!」


「返してほしかったら、


【ダヨーンの森】まで大量のポケモンと

交換するザンス!!」



「待て、イヤミ!!」







そのまま、イヤミはバイクの音を


激しく鳴らし、チビ太さんとラッタを連れて


街を出て行ってしまった。







「…くそっ!」






おそ松さんはバイクを睨みながら、

拳を震わせていた。



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よっとん(プロフ) - �さん» ありがとうございます!!続編は、少し考えていたのですが、私生活の方面が忙しいため、まだ作る予定はありません。^_^;続編希望の声が聞けて、嬉しいです!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月3日 18時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - よっとんさん» 続編欲しいです!!!恋愛系も入ってポケモンに本当におそ松達がジムリーダーとして居てくれたら楽しいのに、とか思いました。で、続編を作る予定はありますか? (2016年5月3日 11時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
よっとん(プロフ) - 偽メカクシ団さん» 個体値や実数値の詳しいことは、新しく作品を作ってまた詳しく説明していきたいと考えています!ありがとうございました!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月3日 8時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
よっとん(プロフ) - 最後まで読んで下さったんですね!ありがとうございます!!(o^^o)個体値と実数値、ダメージ計算は、「一応計算して小説を作ってます」という証明(ドヤ顔)したかっただけなので、あまり気にしなくて大丈夫です。 (2016年5月3日 8時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - よっすぃ〜『ねぇねぇ〜』マオ「何だ?…マイハニー…」よ『個体値と実数値ってなに〜』マ「…すまん…俺もわかんねぇ〜や;;」よ『そっか〜…あとで調べよ』マ「だな……あ、続き楽しみにしてるぞ」 (2016年5月3日 0時) (レス) id: c2e8986018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よっとん | 作成日時:2016年3月18日 17時

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