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29話 ページ30







…朝食のとき、一松さんの姿はなかった。



………昨夜から、おかしい。




…一松さんのことばかり、気にしてしまう。





『ああもう!!』


「ピ、ピカ?」





頭をかきむしり、パチン、と頬を叩く。






…ダメだ、しっかりしないと!






すると、玄関の扉が開く音がした。




「ただいまッスル!」

「…借りてきたよ」






十四松さんと、一松さんが


外出から帰ってきた。




一松さんの手には、何か機械のような物を

持っている。






「ん、ありがと」


「…デカパン博士から借りてきた」


『あの…それは?』


「ああ、個体値チェッカーだよ」


『??』








……個体値、って何?






「Aちゃん、個体値って分かる?」


『お、おそ松さん!』





寝癖だらけで、眠たそうにしている

おそ松さんが来た。






…ちなみに今は朝の10時半だ。





「ポケモンにはね、人間と同じで、

そのポケモンの能力の違いが必ず出るんだよ」



『ああ、性格とかですか?』



「そう。でも、そのポケモン自体の

能力のことを個体値、って言う」



『?』




うーん…



あまりピンとこない…





「例えば、同じ100レベルのポケモンが

2匹居るとする。」



『はい』



「でも、その片方のポケモンは個体値が高く

て、もう片方は個体値が0とする」





そして、おそ松さんは手振りを付けながら

説明を続けた。





「でも、個体値が高い方が能力値が高い。

つまり、強いってこと」



『あー、…なるほど』





…じゃあ、個体値が高ければ高いほど

良いってコトか。






でも、そんなの気にしなくても

良いんじゃぁ…?





「あと、個体値の表示について説明するね」



『はっ、はい』



「個体値は、最高が31。最低で0。」



『最高って100じゃないんですか?』



「んー、そこら辺はよくわかんない」




おそ松さんは、ぺろっと舌を出して

ウィンクをした。




あ、てへペロか…




「準備できたよー」



チョロ松さんが、機械を電源コードに繋げて、

こちらを呼んだ。




「じゃあ、ピカチュウにこの機械を被せて」


『はいっ』




「ピカ?ピカピカ?」

『ちょっと我慢してね』





ピカチュウは、何をされるのかと不安そうだ。




私だって、正直さっきのおそ松さんの話が

半分も理解できていない。





「じゃあ、始めるよー」






まあ、あとで理解しとけばいいや…





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よっとん(プロフ) - �さん» ありがとうございます!!続編は、少し考えていたのですが、私生活の方面が忙しいため、まだ作る予定はありません。^_^;続編希望の声が聞けて、嬉しいです!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月3日 18時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - よっとんさん» 続編欲しいです!!!恋愛系も入ってポケモンに本当におそ松達がジムリーダーとして居てくれたら楽しいのに、とか思いました。で、続編を作る予定はありますか? (2016年5月3日 11時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
よっとん(プロフ) - 偽メカクシ団さん» 個体値や実数値の詳しいことは、新しく作品を作ってまた詳しく説明していきたいと考えています!ありがとうございました!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月3日 8時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
よっとん(プロフ) - 最後まで読んで下さったんですね!ありがとうございます!!(o^^o)個体値と実数値、ダメージ計算は、「一応計算して小説を作ってます」という証明(ドヤ顔)したかっただけなので、あまり気にしなくて大丈夫です。 (2016年5月3日 8時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - よっすぃ〜『ねぇねぇ〜』マオ「何だ?…マイハニー…」よ『個体値と実数値ってなに〜』マ「…すまん…俺もわかんねぇ〜や;;」よ『そっか〜…あとで調べよ』マ「だな……あ、続き楽しみにしてるぞ」 (2016年5月3日 0時) (レス) id: c2e8986018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よっとん | 作成日時:2016年3月18日 17時

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