【ポケモン】6つ子でジムリーダー【おそ松さん】

21話 ページ22

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と、とりあえず落ち着け自分…！




さっき、チョロ松さんが言っていたことを

思い出すんだ…！




ピカチュウは、物理より特殊型…！


つまり、遠く離れて攻撃した方が力は強い！





しかも、すばやさが普通のピカチュウより高い

っていうのも、さっきチョロ松さんが

言っていた気がする！






…でも待って。





………少し、様子を見てから

攻撃した方が良いんじゃ…？





『ピカチュウ、まだ動かないで…』

「ピ、ピカ？」


『まずは、カラ松さんがどんな技を

出すか見てみるから』


「ピカピカ…」





技を見れば、手口は掴める…！





「フッ、じゃあ俺から行くぜカラ松ガール！

ミロカロス、〈めざめるパワー〉！」


『えっ！？』





…し、しまったー！



〈めざめるパワー〉は、

ポケモン個々でタイプが変わる技…！




これじゃあ、ピカチュウにどれくらい

ダメージが受けるか、想定できない！！




『ピカチュウ！上に跳んで！』

「ピカピカ！」




ミロカロスは閃光を放ち、姿勢を正す。




閃光と共に弾かれた玉は、威力を

加速させるかのように、

円を描いて放たれた。




…〈めざめるパワー〉は、

円状に攻撃された…！




じゃあ、上方に居るピカチュウには

当たらない…！！






…しかし、




「ピ、ピカ！？」



玉は、上へと軌道を変え、

ピカチュウに当たった。





直撃だった。





「ピ…カッ！」

『ピカチュウ！！』





ピカチュウは、玉と当たった衝撃に耐えたが、

どうやら急所に当たったらしく、

苦しがっている。






…ピカチュウに、駆け寄りたい。




駆け寄って、痛みを止めてあげたい…！





…でも。



でも、今はガマンだ…！




今は、ポケモンバトルの最中…！


そんな甘ったるいコト言ってちゃダメだ！！




『ピカチュウ、反撃いくよ！』

「ピ…ッカチュウ！」




ピカチュウは四方に脚を固めてから、

自然体になる。




いつでも動けるように、だ。




「…その意気だ、A…！」




カラ松さんが、サングラスをくいっと上げた。




『ピカチュウ、〈エレキボール〉！』

「ピカピカ！！」



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