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2話 ページ3

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『…【アカツカタウン】?』






私は、プラスチック板に書かれた

文字を読んだ。





【アカツカタウン】
…しずかで さわがしい まち。






『…何これ、矛盾してない?』

「ピカ…」






静かなのか、騒がしいのかどっちなの!?




でも、もう3時間も歩いているし…


ちょっとポケモンセンターで休もうかな。






『とりあえず、行こっかピカチュウ』

「ピ、ピカ!?」






ピカチュウは、行きたくないみたい。




いや確かに…街の説明もちょっとアレだけど!



怪しそうだけど!






でももう疲れたし…




と、街の入り口前で悩んでいた時。





びゅん。





『……え?』







黄色い何かが私の横を凄い勢いで通り過ぎた。


…ポケモン?


いや、でも人の形してた…






と、後ろを振り返ると。







「あ、もしかしてお客さんですかーっ!!!」


『ひぃい!?』







黄色いパーカーを着た男の人が、


私の目の前で、大きな声でそう言った。





…私の、目の前で……





『あ、あの…?』



「珍しーね!あのね、

ここ、あんまり人来ないからさー!」



『ああ、あのっ!!』






両手を前にして、質問してみる。


ちなみに、ピカチュウはめっちゃ怯えてる。





『えっと…さっき、走ってませんでしたか?

その…あっちに向かって。』


「うん!走ってた!」


『…え』







やっぱり…





さっきの黄色いのは


黄色いパーカーを着たこの人…!?






で、でもでも…






折り返してきたってことは、


すごい速さで走ってきたってことだよね…?








この人、本当に人間…?







「ライ?」


『えっ』


「あ、えっとね、ライチュウ!僕の友達!」





ライチュウは、ピカチュウの進化系。

長い尻尾を立てながら、こっちに寄ってくる。






「ライ、ライ!」

「ピカ?」



「えへへ、すぐに仲良くなったね!」


『あの おくびょう なピカチュウが…!?』






ライチュウは、ずっと笑顔で


ピカチュウに話かけてくれている。






でんきタイプ同士だからか、

すぐに分かち合ったみたい。





「ねぇねぇ、君、


これからこの街に来るんでしょ?」



『えっ、その…』





何か怪しそうだったから、

どうしようかと迷ってたけど…





こんなにキラキラした目で見られると、

断りにくい。





せっかくだし、



休みついでに寄ってみようかな。

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よっとん(プロフ) - �さん» ありがとうございます!!続編は、少し考えていたのですが、私生活の方面が忙しいため、まだ作る予定はありません。^_^;続編希望の声が聞けて、嬉しいです!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月3日 18時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - よっとんさん» 続編欲しいです!!!恋愛系も入ってポケモンに本当におそ松達がジムリーダーとして居てくれたら楽しいのに、とか思いました。で、続編を作る予定はありますか? (2016年5月3日 11時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
よっとん(プロフ) - 偽メカクシ団さん» 個体値や実数値の詳しいことは、新しく作品を作ってまた詳しく説明していきたいと考えています!ありがとうございました!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月3日 8時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
よっとん(プロフ) - 最後まで読んで下さったんですね!ありがとうございます!!(o^^o)個体値と実数値、ダメージ計算は、「一応計算して小説を作ってます」という証明(ドヤ顔)したかっただけなので、あまり気にしなくて大丈夫です。 (2016年5月3日 8時) (レス) id: 8e770e4bad (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - よっすぃ〜『ねぇねぇ〜』マオ「何だ?…マイハニー…」よ『個体値と実数値ってなに〜』マ「…すまん…俺もわかんねぇ〜や;;」よ『そっか〜…あとで調べよ』マ「だな……あ、続き楽しみにしてるぞ」 (2016年5月3日 0時) (レス) id: c2e8986018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よっとん | 作成日時:2016年3月18日 17時

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