歓迎という名の脅し ページ14
グルッペンside
この国はすぐに内ゲバ(死闘)を繰り広げることで有名だ
その有名っぷりは我が我々国内には勿論、隣の〇〇国にまで知れ渡っている程だ
そんな野蛮な国で、今朝会ったばかりの一面接官を、幹部から守るヤツがいるだろうか
下手したら自分まで粛清されかねないのに
今はすっかり緊張が解けたのか、先程どやどやと入ってきた幹部たちと話しているAに目をやる
ut「ってかAちゃん女なんや
確かにデカイな………」
zm「大先生ホンマに女やったら誰でもええねんな」
sh「ぐうクズ」
どうやらインパクトのある容姿にウチの幹部は興味津々らしい
何度見ても素晴らしい強靭な肉体
ポメラニアンや脅威を凌駕する驚異的な身体能力(ギャグじゃないゾ)
そして何より、俺の為に己の命を差し出すにも等しい行為をやってのける汚れのない精神
焦がれる
欲しい
どうしても欲しい
Aが
例え、汚い手を使ってでも
.
ガチャリ
俺は懐にしまっていたハンドガンをAに向かって構えた
その瞬間、今までうるさかったこの場が嘘のように静まりかえる
tn「グ、グルさん？」
トン氏の震えた声には答えず、俺はAに問いかけた
gr「先程のお前が誓ったこの国への忠誠は、嘘か誠か、答えろ
まあ、もし嘘だった場合、お前のクビは本当の意味で飛ぶことになるがな」
ゆっくりと、Aが俺の方を向いた
身を挺して守ったやつに、答えの約束された問いを投げ掛けられる
彼女からしたら飼い犬に手を噛まれたどころか、大型犬の飼い犬に両手を噛まれた上に飛び蹴りを喰らいたまたまその場にあった池に頭からダイブしたような気分だろう
しかも近所の人(幹部)が周りで見ている状態で
その飼い犬同様、俺は悪役だ
こんな誘い方ではAも怯えてしまう
そう分かっているのに、彼女にこのようなことをしてしまうのはきっと、どうしても俺のモノにしたいからだろう
だがAは、俺の予想を裏切った
彼女は怯えるどころか、口を三日月型に歪ませたのだ
ゾクゾクと爪先から頭にかけて、なんとも形容し難い快感が走る
ああ、何て美しいんだろうか
Aは不適な笑みのまま、俺の前で片膝を落とした
「ハイル・グルッペン
貴方にこの身を授けましょう」
俺の手をとり、ひとつキスを落とす
これでAは
俺のものだ
空っぽだった独占欲求が満たされていく
gr「ようこそ、我々国へ」
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とぅび - （哲学）さん» んぁぁあ！！(ToT)いつも文字数ギリギリで詰め込んでるので、読みやすいと言って頂けるなんてもう……好k(((ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ)本当にコメントありがとうございます！(哲学)さんの期待に添えられる様、精一杯頑張ります！ (2018年3月11日 22時) (
レス) id: 15cad6d40c (このIDを非表示/違反報告)
（哲学） - ショッピくんとショッピング…思わず吹き出してしまいましたw読みやすいしセンスあって好きです！更新頑張って下さい！応援してます！！ (2018年3月11日 21時) (レス) id: ff2146be28 (このIDを非表示/違反報告)
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