君の隣にいたいです【センラ】

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_____SHR






ガラガラ






女「え、誰！！このイケメン！」

女「え、え、やばいやばい！！」


男「誰だよこいつ！」






教室は騒がしい
いつもより。



理由は分かってる





天「どうも〜！天宮翔太と言います！
今日からこのクラスの副担任になります！
どうぞよろしくね〜！」ﾆｺﾆｺ






天宮翔太。
もちろん私のお兄ちゃん。
名字が違うのは私と兄弟とバレないように
旧姓を使っているらしい





教室の騒ぎは止まらない



SHRの終わりのチャイムが鳴ると
吸い寄せられるように他のクラスからも
たくさんの生徒が来る
そのせいでさらに騒がしくなる







う「翔太さん、大変だな。」


セ「せやね。。。俺には無理ですわ〜、」






『…私のお兄ちゃんなんだけど…。』






う「あっ…(察し)」


セ「あっ…(察し)」



『え、あ。』


声にでてしまっていたようだ
恥ずかしさで机に顔を伏せる





『忘れて…。』




２人「わかった。。！！」




そんなやり取りをしていると
一つの足音が近づいてきて私たちの前で止まる




志「ごめん！！！」




その足音の主は聡くんだった


私は顔を上げると
眉間にシワを寄せて涙を堪える子供のような顔をしていた




ついその顔に私たち3人は笑う




志「な！人が一生懸命謝っとったのに！！！」



聡くんも釣られるように笑い出す





やっぱり大好きだよ。



4人で笑ってると





坂「なに笑っとるんー？！」




昨日の悲しそうな目をしている優くんではなく
いつもの優しくて明るい目に戻っていた





泉は馬鹿にするかのように
先ほどの志麻くんの顔を表現する





そのやり取りにまた笑いが出る








やっぱり好きだよ。
このメンバーが。
本当に大好きだよ。









天「はーい！！授業始めるから席着いてー！！
廊下のみんなも教室戻ってー！」





その合図にゾロゾロと人集りは消えていく









また笑ってもいいかな。
昔みたいに笑ってもいいかな。
笑えるかな。






そんなことを考えながら私は窓越しから
雲一つない空を見上げる









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