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61 センラside ページ16

Aの家に着いて
玄関からAが出てくる




俺がいたことにびっくりしたのだろうか
俺の顔を見たまま呆然としていた




そしたらうらたんはAに鞄を渡し
電車が間に合わなくなると
一方的に言葉を発して行ってしまった



俺とAはびっくりした。




だって、うらたんはここからすぐ近くに家がある。
だから疑問しか残らなかった






2人きりの状態に
いつも通りに話しかけることが出来ない





Aだって記憶喪失やし。
話しかけたところで…





だから俺は思い切って疑問に感じていたことを
言葉に出す





「なぁ。記憶喪失って嘘……?」




そう記憶喪失のことや

Aは驚いたのか間抜けな声を出していた




『へ…!?』




その発された声は
予想していなかった事を聞かれたかのような声だった





「本当は記憶あるんちゃう?隠しとるんやないん?
なんでうらたんなん?なんで別の奴らやない?
別にうらたんやなくても良かったやん。

なんで俺やないん。」



つい怒り口調で言ってしまう
でも言葉は止まらない





『………』




「俺のことそんな嫌いか?忘れたいくらい嫌いなん?
あの女といたのがお前を守るためやったって
素直に話してもダメなん??


こんなにも好きやのに…………」




どんどん言葉は出てくる
もう止まることはなくて。






『…違っ…ッ…』




Aは顔をしかめる





『ごめんなさい。ごめんなさい。』






Aは否定も肯定もせずに
ただ謝るだけやった






セ「…ごめんな。急に俺もそろそろ帰るな。」





この空気が辛くて帰ろうとした



でもそれは誰かによって遮られた





誰かは、後ろにいたA。
急に小さく震えた細い腕が背中からお腹へと
抱きつかれる




『行かないで、もう失いたくない。
手放したくない。泉…泉……』




抱きつかれびっくりしていると
Aからは苦しそうな小さな声で
俺の名前を呼ぶ声が聞こえた






セ「…!!A…?」





『へ、あっ、ごめんなさい…。』




自分のした行動にびっくりしたのか
焦り出すA





『突然に、、変な記憶が出てきて、、

それで自分でも意識してなくて、




だから忘れてください。』




そういうAの顔は
茹でダコのように赤くて









久しぶりのAの温もりに
俺まで顔が茹でダコのようになりそうやった。









*

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ   
作品ジャンル:恋愛
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春夜★(プロフ) - 映月さん» いえいえ!こちらこそ楽しんでいだけてよかったです!リクエストありがとうございました! (2018年1月11日 7時) (レス) id: 801a5ecb26 (このIDを非表示/違反報告)
映月(プロフ) - 入れ替わりと、女の子の日を書いて下さりありがとうございました!とっても楽しかったです! (2018年1月11日 4時) (レス) id: 62a8040ff9 (このIDを非表示/違反報告)
高嶺悠衣乃☆(プロフ) - 映月さん» わわわ(´;ω;`)好きだなんてありがとうございます(´;ω;`)(いえいえとんでもないです)とても書いてみたかった物なので嬉しいです!女の子の日と入れ替わりですね!了解しました!リクエストありがとうございます!! (2018年1月6日 1時) (レス) id: 801a5ecb26 (このIDを非表示/違反報告)
映月(プロフ) - コメントします!センラさん、全てが好きです!この小説凄い好きです!(上からですいません)それと、リクエストいいですか?女の子の日ネタと入れ替わりネタが読みたいです!わがままですいません! (2018年1月5日 23時) (レス) id: 62a8040ff9 (このIDを非表示/違反報告)
高嶺悠衣乃☆(プロフ) - 葵香さん» そう言っていただけてうれしいです!!笑猫耳と尻尾ですね!了解しました!リクエストありがとうございます!!早速書かせていただきます( ̄^ ̄ゞ (2018年1月5日 17時) (レス) id: 801a5ecb26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるや x他1人 | 作成日時:2017年11月17日 22時

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