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_____4年前





明るかった
今なんかよりのだ
桃田Aは。




いつから暗くなったのか



それはある事件が起きてからだろうか





Aは世羅泉の幼馴染みであったため
いつも何をする時も一緒だった




だから皆からは



「もう少しで中学生だぞ??」

「そろそろ幼馴染み卒業しなよ?」


「てか、付き合えばいいのに」




毎日飽きるぐらいに言われる言葉




別に彼女らはそんな事は気にしていなかった




Aの親は共働きで
帰りなんていつも遅い
たまに帰ってこない日だってあるくらいだ
2人とも病院に務めているらしい
夜勤と言ったところだろう




そのためAは泉の家に
よくご飯を食べに行ったり
お風呂に入ったり
一緒に寝たりとしている




勿論この生活はもう2歳ぐらいから
続いているらしい





だから、幼馴染みを卒業なんて出来ないし
一緒にいることを辞めることはない




そんな中1人の女の子は泉に好意を寄せていた




泉は昔からA以外の女の子に興味はなく
話しかけられてもそこまでの反応を示さない




Aも同様に
でも彼女は好意的な感情には気づかない
彼女が恋という物を知らないから
あるいは彼女が鈍感だからなのか





彼に好意を寄せる女の子は多数いる


もちろん彼女にも好意を寄せる男の子も多い







だが、そんな彼女に嫉妬した者がいた



それが先ほど言った
泉に好意を寄せている女の子
牧野紗也香だ





彼女の家はとても裕福で
お金持ちで美人の分類には入る方だ

しかし彼女はとても欲望が強く
手に入れたい物が手に入らなければ
彼女は目障りな物を消していくとか



そのターゲットになったのが
Aだった




泉を手に入れるには
まずAを消さなければならない
そう彼女は考えた






だから、噂を流した






「桃田Aは世羅泉に暴力を振っている」


と有りもしない事を言ったのだ





するとクラスの皆はAを冷たい目で見た



だが、Aと泉の2人には
そんなデマを嘘だと否定する



が、しかしそんな否定は叶わず



次の日からAはイジメのターゲットへ




親友だった子さえも裏切ったのだ







イジメの度合いは


影口から物隠し、体操服を切られる
水をかけられる、トイレに閉じ込められる
暴力までも振るといったところまで
エスカレートしていったのだ






Aは耐えきれなくなり
引き籠ってしまう







*

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:はるや x他1人 | 作成日時:2017年7月31日 19時

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