心の休息 ページ30
.
「よしっ荷造り完了っと...」
大きめのカバンとキャリーケースに、はち切れんばかりの荷物を詰めた。
...重い
時計を見るともう夜中の1時
「あぁぁぁやばい早く寝なきゃ!!明日寝坊したら大変...!」
そして色んなものを片付けて布団に入ろうとした時、近くにあった携帯がなった。
携帯を見ると我が愛しの弟からの着信
「もしもし!!陸!!」
陸「ぉわっ!!ワンコールで出るとかねーちゃんきしょい...」
「え...ひどくない...?」
陸「あぁウソウソ!ごめんて、」
「陸なら許す( *´艸`)← ...てかどうしたの、こんな時間に」
陸「あー、えっと...」
「陸?」
どうしたんだろう...なんかあったのかな?
陸「ねーちゃん...ほんまにええの?」
「なにが??」
陸「東京離れること。」
「陸...」
私は今日、東京を離れる。
一旦少しの間、実家がある大阪に帰ることにした。
今の私には、心の休息が必要だと思ったから。
当分会社も休むことにして
もしも東京に戻ってこない場合は、その会社の大阪支店で働けることにもなっている。
陸「やっぱ、彼氏さんのことが原因なん?」
「うーん...1%ぐらいはあるかな、そりゃ!...ま、でもおねーちゃん久々に陸に会いたくなっちゃったし笑」
陸「そ、か...ほんなら明日気ぃ付けてきてな!俺駅まで迎え行こか?」
「大丈夫!久々に駅近でみたいもんあったし!」
陸「りょーかい、ほななーっ」
陸との電話を切って、私はベッドに寝転んだ。
おそ松に別れを告げられて、かれこれ1週間が経とうとしている。
あれから何度かおそ松以外の5人から連絡は来たが、すべて無視してしまった。
うまく...話せる自信がない
私の心は今
大きくぽっかり穴が開いた状態で
何も考えたくないし、考えられない。
おそ松と過ごした3年間は、本当に毎日幸せで
たしかに喧嘩は何回もしたし、腹が立ったこともあったけど
今はそうだった毎日が、とてつもなく愛おしい。
もう喧嘩もできない
...話すことすらできない。
でも今は確実に前に進むしかなくて
そう簡単に大好きだった彼を忘れるような器用なこと、私にはできないけど
誰よりも私は、
おそ松の幸せを願うことにした。
479人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「おそ松さん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠波(プロフ) - あーもんど。さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです泣。 チョロ松くんいいキャラしてますから書きごたえありそうです! ありがとうございました^^ (2018年6月7日 22時) (レス) id: d9f8fa1f96 (このIDを非表示/違反報告)
あーもんど。(プロフ) - もう泣いちゃって、めちゃくちゃ感動しました!次回作作者さんが出来ればですがチョロ松を推します!あ、あくまでも次回作が作者さんのご都合によって作られればですので、これからも頑張ってください!!! (2018年5月17日 0時) (レス) id: 8f39d2ade4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりん - おそ松・・惚れる!私チョロ松推しだけど・・・さすが長男ってところやっぱ好きだわ (2018年4月29日 11時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
悠波(プロフ) - 冥夜さん» コメントありがとうございます!うわあああありがとうございます嬉しいです。゚(゚´▽`゚)゚。そのお言葉で次回も頑張れます!ここまで読んでくださってありがとうございました! (2018年4月26日 21時) (レス) id: d9f8fa1f96 (このIDを非表示/違反報告)
冥夜 - あ、作者さんは私を殺そうと…((( ;゚Д゚))) メチャクチャ感激しました! (2018年4月25日 16時) (レス) id: 14c724844d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:悠波 | 作成日時:2016年1月6日 1時