おそ松による分析結果.9 ページ28
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なんとなく知っていたAちゃんのアパートまでやって来た。
2階に上がり、Aちゃんの部屋の前に立ち止まる。
灯りがついているためいることは間違いなさそうだ。
チャイムを押そうとするが、ボロアパートのためぶっ壊れているらしい。
触れた途端にボタンのケースが外れてカラン、と音を立てて地面に落ちた。
「おいおい、勘弁してくれよ...」
落ちたものを手に取り、ドアを開ける。
「お邪魔しまー...」
言い終わる前に言葉を飲み込んだ。
布団の上に座って俯いているAちゃんと、それに背中を向けて壁と向かい合っているチョロ松。
2人とも息が上がっていて、Aちゃんの服は少しはだけていた。
「おい、お前ら。事後か、それとも最中だったか、」
図星をつかれたのか壁に頭をぶつけるチョロ松と、慌てふためくAちゃん。
心配など微塵も必要なかったらしい。
「お前らどんだけやりゃ気が済むんだよ!!!」
「はぁ!?兄さんに言われたくないね、すぐいろんな女の人に手出すくせに!!!」
「お前もAちゃん限定でシコってんじゃねぇか、シコ松!!!」
「うるせぇ、童貞!!!」
「黙れ!!!!!!」
※急に強気になる三男
夜だということも気にせず怒鳴り散らしたために隣から壁を叩かれて、一時休戦になる。
荒い呼吸で落ち着いた時、Aちゃんが静かなことに疑問を感じた。
そこで先ほどAちゃんのいたはずの布団に顔を向けると、彼女は布団の上に倒れこんでいた。
「A!」
慌ててチョロ松がAちゃんに駆け寄り、
そばにあったプラスチックの桶から水浸しのタオルを取り出しそれを絞ってAちゃんの額に乗せる。
よく分からない状況に混乱していると、チョロ松が不服そうに説明をし始めた。
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アキ(プロフ) - 須藤さん» コメントありがとうございます、いい作品と褒めていただき嬉しいです(T_T)そしてそして、数々の嬉しいお言葉連発ありがとうございます、泣いて感動しています。残すところあと少しですが、お付き合いお願い致します! (2016年4月1日 0時) (レス) id: 660573dbd7 (このIDを非表示/違反報告)
須藤 - 更新頑張ってください、応援してます!! (2016年3月30日 15時) (レス) id: b1248a3d5a (このIDを非表示/違反報告)
須藤 - コメント失礼します!!チョロ松が好きで、いい作品見つけちゃったといつも更新を楽しみにしています!!新作もとても楽しみで、もうすぐこの作品が終わるとなるととても寂しいです。作者さんの合作だとか、やることになったらぜひ見させてもらいます!! (2016年3月30日 15時) (レス) id: b1248a3d5a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 猫叉さん» コメントありがとうございます。はい、"両手に松"の作者です!此方の作品と大分違いましたかね??目を通していただき嬉しいです、更新頑張ります!(*^^*) (2016年3月30日 0時) (レス) id: 660573dbd7 (このIDを非表示/違反報告)
猫叉(プロフ) - まさか『両手に松』の作者様だったとは…! 今回の作品も楽しく読ませていただきました! 更新頑張ってください! (2016年3月29日 23時) (レス) id: 85a2f20a22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アキ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年1月28日 12時