【おそ松さん】松野チョロ松と其の彼女と見守り係【完結】

おそ松による分析結果.7 ページ19

.





「このままするとか言わないよね...」



「する、」




おいおい、待て待てチョロ松。


この家兄弟いるよ？？



俺も今見てるからね!!?



弟の性事情なんて知りたくないからね!!?



せめて兄弟がいないときにして!!!!??





止めに入ろうかとも思うが、そうなると後々チョロ松が怖い。



どうしようかと悩んでいると、強引に服を脱がされそうになっているAちゃんがそれを慌てて引き止めた。




チョロ松は機嫌が悪そうに






「何、嫌なの？」




と聞いている。






「嫌...かな。」




Aちゃんの返答により一層機嫌が悪くなってしまったチョロ松の表情。




だが、Aちゃんは慌てて言葉を付け足した。








「だってチョロ松くん、おそ松くんのパーカー着てるから、




なんかチョロ松くんの匂いじゃなくて、だからチョロ松くんじゃないかなって...」





なにそれ、なんなのその理由。




俺がチョロ松だったらもう襲ってるよ!!?






「結局は脱ぐから一緒でしょ、」




こら、チョロ松。



ムードを壊すな、これだから...




...いや、アイツ童貞じゃなかったな。








※恋愛に関してはチェリーなくせに俺たちよりも先を越すチョロ松







「それでもなんか多分おそ松くんの匂い何だろうけど入り混っちゃってるから...




今日は嫌、だ。」




ダメだって、Aちゃん。




それは男をあおるだけだよー。


あとチョロ松の匂いは分かるくせに俺の匂いは分かってもくれないんだね。



泣くよ、兄ちゃん。




Aちゃんの言葉を受けたチョロ松は顔を真っ赤にしてAちゃんを抱きしめた。














そのとき、Aちゃんの視線がこちらへと向いた。





バレたのかと慌てる俺に、彼女はチョロ松にバレないようにそっと人差し指を立てて口元に近づけた。









「っ...」













そっと戸を閉めた俺はトイレへと向かった。


　

おそ松による疑問.1→←謎の分析結果.5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す