遅刻 【 おそ松 】 ページ12
※付き合っていません
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『 ふぁ〜… ねっむ 』
昨日、あんな時間までゲームやらなきゃ良かった…
そう後悔しながら、半分眠るように歩く通学路
このままじゃ授業寝ちゃいそうだな
なんてまだ完全に起きてない脳で考えていれば
後ろから声が聞こえた
「 おーい! Aちゃ〜ん 」
『 うわ、松野 』
「 えー、うわって何ようわって 」
振り返ればそこには
同じクラスの松野おそ松
何かと絡んでくるし、ちょっかい出してくる
めんどくさいやつ
「 Aちゃんがこんな時間に珍しーね 」
『 え? 』
このまま一緒に登校するつもりなのか
私の真横に来て歩幅を合わせて歩くそいつが、そんなことを言ってくる
こんな時間って?
と不思議に思って、スマホで時間を確認すれば
『 え!?!?
待って遅刻じゃん!! 』
「 だからこんな時間って言ったんじゃ〜ん 」
最悪だ…!!
家を出る時慌ててて気づかなかったけど
もう完全に遅刻の時間帯
てか、まずそもそも
登校中に松野と出会ってる時点でおかしいんだ
『 もう走っても間に合わないじゃん… 』
「 そうねー 」
『 あー怒られる 』
「 えー?
遅刻くらいで? 俺怒られたのなんて1、2回だよお 」
『 お前はもう先生達から諦められてるんだよ 』
こんな遅刻常習犯と朝の登校を一緒にしてるなんて…
「 なー。
どうせ遅刻だし、このままサボっちゃう? 」
『 は?
やだよ、お前みたいなクズになりたくない 』
「 可愛い顔して酷いこというよね 」
『 遅刻でも私は行くよ 』
サボる気でいるそいつを置いて学校に向かおうとしたのに、何故か前に進めない
松野が、私の腕を掴んでるから
『 ちょっと、離してよ
サボりなら1人で… 』
「 俺が、
Aちゃんと2人でどっか行きたいって理由でも、1人でサボんなきゃダメ? 」
その言葉に、暫く放心
のあとに、空気の様な声が漏れる
『 は… 』
「 嫌ならこの手、振り払ってでも学校行って 」
そう言われ、
振り払えばいいのに
振り払えない私がいる
『 …それは、ずるくない? 』
「 えー、何が? 」
『 …午前中だけなら
付き合ってあげなくもない 』
「 まじで!? ラッキー!! 」
折角来た道を逆戻り
そいつの手を振り払えない私は
その繋がれたままの手に引かれ、松野についていく
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しゃび(プロフ) - ごはん(50)さん» コメントありがとうございます。そこまで褒めて頂いてとても嬉しい限りです…！沢山あるおそ松さん作品の中から私の作品を読んで頂いてありがとうございます！更新はまちまちになってしまって申し訳ないですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年8月23日 18時) (
レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(50)(プロフ) - こんにちは!!しゃび様の作品全部見させて頂きました!!どれも最高です。この様な短編集やおそ松さん作品の中でもしゃび様の書くお話が一番好きです。お気に入り作者登録も失礼ながらさせて頂きました!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» 時間はかかってしまいますが、それまでお待ちいただければ幸いですし、なるべく詰まらないようにこちらも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - 苺夢さん» こちらまで読んで下さりありがとうございます！とても嬉しいです。辞める、と言うよりは一旦おやすみということなので、勿論チョロ松のオンリー短編集も書かせていただきますし、全員書き終わったらまたこういった短編集を再開しようと思っております。 (2018年12月29日 9時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
苺夢(プロフ) - やめちゃうんですね、。でも！推しがチョロ松なので気長に待ってます！あ、えと、焦らないでくださいね！しゃびさんの作品読み返して気長に待ってます！これからも頑張ってください！！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 4fd2aa824a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年9月1日 0時
