【 おそ松さん 】十四松が、恋したって。【 十四松 】

45. 君の愛である、 ページ46

あの路地裏で出会って


あの路地裏で仲良くなって


あの路地裏で愛を教えて


あの路地裏でAちゃんを知れて









Aちゃんを好きになって

Aちゃんも僕を好きになってくれて








お互いがお互いの愛になった









想いが通じあってからしばらく、会えない日が続いて







一松兄さんに背中を押されたあの日に、
路地裏でやっとまた、Aちゃんと会うことが出来た









結局、Aちゃんは親と仲直りすることは出来ず
結果的には、家から追い出されることになってしまった






それでも、彼女はすっきりとした様子で僕に全部を話してくれて









『 愛のある、十四松のいる人生を
ここからスタートするから 』



私の人生はこれからだから









なんて、僕に笑ってくれた









そんな彼女を抱きしめながら









「 でも、これからどうするの?
住むところとか 」









そう聞けば、


んー、しばらくは野宿?





なんて苦笑いしながら言っていた









「 そんなのだめだよ!! 」


『 でも、もうほんと何も無いしなぁ 』


「 何も無くないよ!!
だって、Aちゃんにはもう、たくさんの愛があるでしょ? 」


『 !!
はは、うん、そーだね 』









だから









落ち着くまで、
僕の家に来なよ









その言葉に、彼女は心底驚いている様子だった



けどすぐに、くしゃっとした笑顔で

十四松は優しいね、なんて言ったから









もうどうしようもなく守ってあげたくなって。









ねぇ、もう少し待っててね。

君を傷つけるものも、苦しめるものも









もう何もなくなるから



僕が守るからね
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僕が。

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