【 おそ松さん 】チョロ松の奴、恋したらしーよ。【 チョロ松 】

24. ヤキモチなんか、 ページ25

思わず、

口が勝手に。








可愛いとか、









普段ヘタレDTのくせに、自分でもびっくりするくらいの大胆な行動と言葉に、内心動揺してしまう









それに









『 ちょろ、まつくん… 』







こんな、反応されたら。








なんだよ、いつものあのテンションはどうしたの

なんだか、調子が狂う









自分の行動に急に恥ずかしさを感じた僕は、
照れ隠しのように早口で、誤魔化す

なんでもなかったかのように離れて、あくまでいつも通り









「 Aさんほんと運良かったよ
僕じゃなかったら襲われてたかもしれないんだし 」


『 は、はぁ 』








いつの間にか、説教じみた喋り方になってる僕と
まるで理解の追いついていない様子のAさん









「 まぁ、だから、その
さ、」


『 ? 』









まだ心に引っかかる、あの男のこと。









「 その、神野くんって人も
気をつけなよ 」


『 ……え、神野くん? 』









そいつがどんなやつかも、
Aさんに対してどんな感情抱いてるかも

何も知らない僕が偉そうに言えたことじゃないけど







神野くんって人だって、男なわけだし。




とか、









いやこれ、僕がただ、
Aさんを取られたくないなんて勝手な、独占欲から生まれた言い訳かも









まだ素直に認めたくない恋心から目を背けたくて
嫉妬心にも知らん顔をする









『 神野くんはただの友達…だけど 』


「 …だけど? 」


『 あれ、も、もしかして 』









ぽかんとした顔から一変、
何かに気づいたかのような顔をするAさんに

首を傾げる









「 なに? 」


『 もしかして、チョロ松くんっ、
それって…!!

ヤキモチってやつですか!?!? 』







ばっと顔をこちらに向け、キラッキラの目で
少し興奮気味に質問される







それが、図星のことで









「 は、…
っはぁあぁぁぁぁああぁ!?!? 」









いやいやいや、と必死に否定するけど

どうなんですか!? なんて言いたげな目で僕を見る









「 いやそんなわけないから!
そういうの無いからほんと!! 」


『 え? ヤキモチ妬いちゃったって?
やだチョロ松くんたら、可愛いですねえ! 』


「 ほんっとにお前1回耳鼻科行けよ!! 」








また、話を聞かないモード。









だけど
いつものテンションに戻った彼女を見て

安心したり。

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妬いてない。

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