【 おそ松さん 】チョロ松の奴、恋したらしーよ。【 チョロ松 】

14. 軽々しく、 ページ15

｢ そういう目的で誘ったわけじゃないから!!
全く以て! 断じて! 断固として! ｣


『 ふぁい 』








とりあえず部屋に移動して、



目の前で、先程出してやったお菓子を遠慮もなく頬張るAさんに

僕は色々と必死に否定する









何をいつどこでどう勘違いしたのか





DT卒業目的でこいつを誘ったと思われてしまった








そんなつもりじゃないし!
流石にDT拗らせてる僕でも、いきなり襲うとかそんなの考えてなかったし!!




そもそもそういう目的で誘ったわけじゃないし、
もしそういう目的だったとしても、

いざって時に絶対怖気づく









じゃなかったら、この年までDTやってないでしょ!!








｢ はぁ…
ほんと変な勘違いやめてよね ｣


『 うーん、でも
私、チョロ松くんならいいんですけどね 』


｢ だからやめろってば ｣









ほんと、心臓に悪い









変な勘違いさせたって、少し焦った僕がいる


DT卒業目的のため、なんて
いくら相手がAさんでも、そんな勘違いさせたら


傷つけるんじゃないかって






焦ったのに








｢ あのさあ
…軽々しく、言わない方がいいよ ｣


『 ?
何がでふか 』







ボリボリと、未だお菓子を貪りながらはてなマークを頭の上に浮かべるAさんは

本当にわかってないようだ









｢ だから、その
さっきのだよ ｣








" 私は全然構いません寧ろ大歓迎です卒業させてあげます!! "








いくら僕が好きとはいえ、
そんな簡単に









｢ もっと自分、大切にした方がいいんじゃないの?
お前も一応、女の子だろ ｣


『 え…、チョロ松くん…
チョロ松くんが女の子扱いしてくれるなんてっ!! 』


｢ 何処でときめいてんだよ心配してんだよ僕は! ｣








ほんとに、ブレないなこの人は。









｢ 好きな人になら、
誰にでもああいうこと言うの? Aさんて。｣







僕もお菓子に手を伸ばして、
少し皮肉混じりに質問をする









『 …?
何言ってんですか、そんなのチョロ松くんだからですよ 』


｢ は…? ｣


『 チョロ松くんが相手だから、言ったんです
もし仮に他に好きな人がいても、ここまで言いませんよ 』


｢ そんなの、分かんないじゃん ｣


『 分かりますよ

だってこんなに好きになったのも、DT卒業してもらってもいいって思ったのも、全部

チョロ松くんが初めてだし 』
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言わないでよ。

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