チビデカちゃんのDOUTEI喪失日記

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意を決して起き上がって、ベッドで胡座をかいて座ると、自然に目に入った俺のブツ。
娼粘の影響か、ギンギンに臨戦態勢を整えたままだ。
未だ未使用ながら、かなりの傑物と確信している。


あれだろ、機会が無かったがために未使用なだけで知識は日々吸収している。
何事も予習復習をモットーだからな。



突っ込んで、早く動かせばいいんだろ？
腰を振ればいいだよな？



ちょっとやってみようと膝立ちで腰を前後に動かしてみる。
頭の中のパノラマスクリーンで、今日の映画を反芻する。



こうか？
ん？
いや、こうか？



俺の寝室の高級ベッドがギシギシと音がするまで前後に動いてみた。



もっと。もっとだ。



あのマシンガンは、もっと早く。
そして強く。



うん。
いい感じだな。



いや、回す動きも必要なのかもしれない。
"掻き回す"とか"グラインド"って表現はよく見かけるしな。



こうか？
いや、こんな動きでは抜けてしまうな。
そうか、こうか。



こうすれば中を撹拌するような感じになるな。
うん、きっとこうだ。


そういえば、あの里見によく似た松坂とかいう俳優は派手に喘いでいたな……。
少しやってみるか。


俺は、ギンギンな俺のオレに手を伸ばし……の前に、高級ベッドと肌触り抜群の高級寝具が汚れるのを危惧して俺のオレにヘルメットを被せた。

Mサイズがぴったりだ。




しかし───────。




す、滑らねぇ……。

ヘルメットを被せた俺のオレは摩擦が起きてしまい、何とももどかしいぬるい刺激にしかなからなかった。


何て事だ。
こんなに滑らないなんて。


擽ったいとは少し違って、気持ちいいには足りない刺激。
もどかしいその刺激がまた欲を生む。





何か俺……自分でオレを焦らしてる気になってきた……。



「っ、……」



吐息が、漏れた。



「っ、……はっ、……っ、……」


自らの焦らしに、結局耐えられなくて俺はヘルメットを取り去った。
俺のオレに直に触れて。

そうだ。

別に本番をするわけじゃないから、ノーヘルでも構わない。


真面目すぎるぜ、俺。


マシンガンを目指す俺は、手を固定したまま膝立ちで腰を振る。



こうだろ？
このスピードがいいんだろ？

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