どうかとは思ってる ページ33
「いやうん、小宮山さんも松本とどっこいどっこいな所あるんだなって分かりました。お二人、素でこうなんですね、いやぁびっくりびっくり」
櫻井がまた笑った。
含みがあるような笑顔の裏側を推しはかる余裕は、もうAには無かった。
「すみません‥‥」
恥ずかしすぎて居た堪れない。こんな会話を聞かされた周囲を自分に置き換えると落ち着かない。
「まぁ以前も言いましたが嵐の総意としては、ごく普通に問題なく過ごしてもらえれば良いんですよ。だって友人ですもんね。干渉しすぎているのはこっちの方ですし、小宮山さんに迷惑をおかけしている状態ですよ、ほんと。なによりもこんな松潤見たこと無いって毎日愉快です」
「は、はぁ」
「一応チーフ含め皆にそれなりに伝わったと思います」
グラスの水を一口飲んで、櫻井は視線を隣の的場に向けた。
「本当はプライベートにここまで介入するのは間違ってると僕は思ってます。ただ、僕ら嵐って言うグループの立場上色々ありまして。ましてや来年は僕らデビューして十五年の節目の年ですから、上もピリピリしてるんですよ」
「いえそれは‥‥‥、大丈夫です」
今や国民的アイドルグループになった嵐。
五人には、計り知れない重圧や期待がのしかかっていると思う。それをいたずらに乱すようなことは誰であっても許されない。
何が大丈夫かはわからないけれどAは頷いた。
「反対というよりかは確認です。後はまぁ、本当に松本が振り切れてるんでちょっと落ち着いてほしいかなっていうのもありまして」
そう言って視線を松本に移す。Aも松本を見上げると、彼は唇を仕舞い込むようにして、頷いた。
「ごめんねAさん、翔さんもありがとう。‥‥チーフ」
「‥‥ん、まぁ大体の話は分かりましたし、君たちが非常に微妙な友情で繋がってることも分かった」
「え？」
「‥チーフ」
いたずらな瞳で二人を見上げる的場に、Aははてな顔で、松本は見透かされた恥ずかしさから眉を寄せた。
「友情ならくちばしを突っ込み過ぎたな、悪かった松本。ただ、くれぐれも間違いのないようにな」
「――はいっ」
力強く答える松本からAに視線を移す。
「小宮山さん」
「はい」
「これからも松本を宜しくお願いします」
「えっ、あの、え」
的場にペコリと頭を下げられてAは狼狽える。突然話が見えなくなった気がするのはどうしてだろうか。
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お塩(プロフ) - plut49plutさん» 『なんか、違うんだよな…』と私の中で疑問が生じてしまい完全に止まっています。修正して完成させたい気持ちはあるのですが、いつになるかと問われると正直わかりません。が実情です。続きを気にしてくださってありがとうございます！ (2023年2月10日 8時) (
レス) id: c86e5730cc (このIDを非表示/違反報告)
お塩(プロフ) - こんにちは、お塩です。こめんとありがとうございます！お返事遅くなってすみません。このお話、実は８割方出来上がっているんです…ただ、ハマりたてで彼らのキャラクターや性格をあまり知らないまま書いていたので、今になって（続く） (2023年2月10日 8時) (レス) id: c86e5730cc (このIDを非表示/違反報告)
plut49plut(プロフ) - はじめまして。こちら「どうしてこうなった！」の更新予定はありますでしょうか。 (2023年2月4日 13時) (レス) id: 8fab10a4af (このIDを非表示/違反報告)
お塩(プロフ) - shiさん» shiさんコメントありがとうございます！お塩です。名字呼び捨てのヒロインって中々いないよなと思いつつ体育会系と言うか高校生みたいなノリもいいよなと思って始めてみました(笑)Ｓさんもまだまだ色々ありますので、是非楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2021年10月11日 11時) (レス) id: c86e5730cc (このIDを非表示/違反報告)
shi(プロフ) - 初めまして。主人公の松本呼びやSさんの行動が読んでいてワクワクしました！！次回の更新楽しみにしています！ (2021年10月10日 10時) (レス) @page23 id: 4f699932a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お塩
| 作成日時：2021年10月6日 1時
