第五話 ページ6
ゾムside
そろそろ短い針が3時を指す｡兄貴も眠たそうにしてるから布団に寝かせて､一定のリズムで優しくお腹を叩けば寝た｡……子供w
兄貴から貰っていた合鍵で鍵を閉め､軍基地に戻り､ナイフを研ぐ
珍しく昔のことを思い出していた｡いつもは何も考えないで無心に研ぐのに
場面は兄貴が出兵する時､小さい頃の俺が兄貴の足を掴んででも止めようとしていた所だった
｢兄ちゃん!!行かないで!行ったら死んでまう!｣
小さい俺が引き止めても兄貴は行こうとした
A『じゃあこうしよう｡僕はちゃんと帰ってくるからそれまで大人しく待ってて｡ちゃんとここに帰ってくる｡帰ってきたら〇〇が行きたいって言ってた所全部行こう｡お前がしたかった世界旅行でも構わないから』
兄貴は優しそうに微笑み､1度俺を強く抱き締め戦場へ向かった｡
この時の俺は後に絶望する｡
大好きだった兄貴が…尊敬していた兄貴が…もう歩くことすら困難な身体で帰ってくることをこの時の俺は知らずに兄貴の帰りを待ち続けた
場面は代わり､俺は兄貴が帰ってくると嫌いな両親から聞かされ邸の門の前で待っていた｡
A『ただいま』
｢おか……兄ちゃん？｣
行く前は綺麗だった兄貴の軍服はボロボロで何より行く前には無かったモノクル､杖が俺には疑問点だった
A『ごめん｡兄ちゃん負けちゃった』
にこっと笑う兄貴は行く前より悲しそうでただ小さい俺は兄貴を抱きしめることしか出来なかった
｢俺が!!兄ちゃん守るから!!兄ちゃんを守れる一流の軍人になるから!!｣
大泣きしながら兄貴に言った言葉この言葉は今でも覚えていて､この約束の為に俺は軍人になった
A『〇〇は軍人にならないで…傷つくのは僕だけでいいから』
まぁ兄貴俺が軍人になること嫌がってたけどな
また場面が変わって今度は俺がこの軍の幹部に就任する日だった
A『本当に軍人になるの?』
俺は元々何でも屋だった｡グルッペンにスカウトされてこの日軍に入る
｢約束したやろ?俺は約束道理軍人になる｣
A『なら…俺が死ぬまで会いに来てね｡そんで楽しい話聞かせて』
｢分かった｡｣
これは兄貴と交わした約束｡お互い破ることは許されない
軍に入ってトントンと兄貴が同じ部隊所属って知らなかったけどトントンから俺の知らない兄貴の一面が見れて面白かったけど……兄貴の自由を奪ったのがトントンって言うのは許せへん
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柑橘 - 自分もこういうお話作りたいんですけどねぇ… 何故、飽き性ですし、語彙力皆無ですからね… (2018年9月4日 20時) (
レス) id: 0f917b238e (このIDを非表示/違反報告)
勘島(プロフ) - 柑橘さん» コメント有難うございます!!有難うございます!どんな作品を作りたいか...日々考えてアイデアをまとめてますw (2018年8月24日 23時) (レス) id: d6dcc2f8e9 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘 - おぉ！新しいお話ッ…!! よくアイデア浮かびますねぇ!↑憧れますっ!! (2018年8月24日 19時) (レス) id: 0f917b238e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勘島 | 作成日時：2018年8月23日 21時
