第二十二話 ページ23
ひとらんside
頭と体を軽く洗い流し､浴室から出れば何時もよりラフな格好に着替えAちゃんの部屋に向かう
コネちゃんのことを狙ってたのは確かだけど仲間が傷ついてるなら仲間を支えてあげるのを優先しなきゃ
｢Aちゃん？起きてる？｣
部屋をノックしても返答が無い､コネちゃんの所かな？
コネちゃんがお世話してるなら…何か食べるものを作ってあげなきゃ
食欲があるかどうかだけ確認しようとコネちゃんの部屋をノックする
コネシマ｢あぁ､ひとらんか｣
｢Aちゃん食欲ありそ？｣
コネシマ｢あー､なんだっけ米べちょべょしたやつに卵入れてるやつ｡あれ作って欲しい｣
つ､伝わりづらい
でもべちょべょしたやつは多分お粥のことだから卵粥の事かな
｢卵粥でしょ？作り次第そっちに持ってくから｣
コネシマ｢分かった｡助かるわ｣
何時もみたいに耳に痛い笑い声ではなくただ微笑むだけで何故かこちらまで気持ちが下がってしまう
何があったのかな
コネちゃんが元気出るように鮭を使った料理でも作ってあげよう
Aside
目を覚ませばサッカーチームのポスターがあることからここが兄ちゃんの部屋だと気付く
コネシマ｢お､起きたか｡体大丈夫か？｣
｢すこしだるいだけ｣
コネシマ｢そっか…あ!!今ひとらんが卵粥作ってくれてるからな｣
｢ありがとう｣
身体が綺麗になってる…兄ちゃんが入れてくれたのかな？
コネシマ｢なぁ…誰かに何か言われたんか？｣
兄ちゃんは起こってるようで何時もより声が酷く…怖かった｡
こんなに怒ってる兄ちゃんを見るのは久しぶりで小さい頃もたった1回だけしか怒られなかったからその時に植え付けられた恐怖が僕の体を支配し思ったように声が出なかった
コネシマ｢何も言わないってことは事実…か｡なぁ誰や？言うたの｡｣
｢いな…いｯ｣
勇気を振り絞り声を出すが思った以上に声は小さく兄ちゃんも聞こえてるかは分からない
コネシマ｢なぁ俺は心配してんねん｡またお前が昔のようになるのが｣
肩を掴み訴えるように言われるが僕には響かなかった
心配してくれてるのは分かる｡だけどねこのままずっと居たら兄ちゃんを嫌いになってしまうんだ｡
僕は兄ちゃんが大切だからそんな感情を抱きたくないの
分かってよ…
声に出したくても再び恐怖に支配された体は声を出せなかった
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ソトド - 帰って来たらまた増えたー(∩´∀｀)∩ﾜｰｲ (2018年8月15日 19時) (
レス) id: 1f5401cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾞｯｼ見んとﾀﾋぬマン(プロフ) - いえいえ、全然大丈夫ですよ。なるほどゾムにきになったんですね！楽しみにしてます！b (2018年8月12日 13時) (レス) id: 6b304f1937 (このIDを非表示/違反報告)
勘島(プロフ) - ﾊﾞｯｼ見んとﾀﾋぬマンさん» こちらこそすいません 一応アンケートとどうりゾムさん落ちになりました (2018年8月12日 12時) (レス) id: d6dcc2f8e9 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾞｯｼ見んとﾀﾋぬマン(プロフ) - 勘島さん» あ、すみません、個別でって事ですwこちらこそ、説明不足ですみません。でも本当は勘島さんの書くものを読みたいだけなんですけどねwそれに片方でも全然オッケーです！w (2018年8月12日 12時) (レス) id: 6b304f1937 (このIDを非表示/違反報告)
勘島(プロフ) - ﾊﾞｯｼ見んとﾀﾋぬマンさん» それは2人一緒ということでしょうか？それとも個別でオチを書くということでしょうか？読解力が少なくてすいません (2018年8月12日 0時) (レス) id: d6dcc2f8e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勘島 | 作成日時：2018年8月8日 16時
