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眠い。
眠いです。
布団から出れない…。
pppp…
携帯が鳴った。
アラームじゃない。
電話…?
枕元の携帯に、面倒だなぁと思いつつ手を伸ばした。
相手を確かめずに出る。
『どなたれすか…』
眠さのあまり、呂律が回らない。
「く…はは…くくく…っ」
電話口で、忍び笑いがする。
その声に、はっとする。
貴『え、あああの、和泉くんっ!?///』
一気に目が覚めた。
「そうだよ。目、覚めた?」
『覚めたよ…。なんで、電話…』
電話をくれたのは、私の親愛なる恋人、和泉凛君だった。
うわぁ、恥かしい。
呂律が回ってないで話しちゃった…。
「昨日、遅くまで俺と電話してたから。寝坊するんじゃないかと思ってね」
『そっか…。さすがご名答です…寝坊しかけてたよ…助かった。ありがとう^^』
「いいよ。寝ぼけて舌足らずな可愛い彼女の声が聞けたしね」
『かわ…っ!?///』
和泉君は天然タラシです…。
とは言え、
『それを言うなら、私も素敵な彼氏の声でモーニングコールなんて、幸せだよ…///』
「電話越しでも、Aが赤くなってるのわかるなぁ」
『ななななってのう!!』
「噛んだ…(クス」
『うう…///もう準備しないと!折角起こしてもらったのに遅刻しちゃうから!』
電話を切ろうとして、和泉君が慌てた。
「ああ、待って」
『なに?』
「迎えに行くから、タイムリミットはあと20分だよ」
『え…っ、きてくれるの?』
「来てほしくない?」
『ううんっ!来てほしい!急いで準備するね!///』
充実、してるなぁって思う。
和泉君と付き合い始めてから、毎日が楽しい。
電話を切って、
すぐさま支度にとりかかった。
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アマリリス - 更新頑張ってください!とても面白いですね! (2018年3月9日 4時) (レス) id: 8181a842f0 (このIDを非表示/違反報告)
すたぁだすと - 早く続き見たい!更新頑張ってください! (2016年9月27日 18時) (レス) id: baeee8abc2 (このIDを非表示/違反報告)
もも - めっちゃ面白いです!ヤンデレもいいわーw最高!!続きが見たいです! (2016年3月15日 21時) (レス) id: 70bf906c88 (このIDを非表示/違反報告)
魔女? - 名前が全部設定できていい! (2016年2月19日 0時) (レス) id: f29a288e89 (このIDを非表示/違反報告)
イカ - 怖い…((((;゜Д゜)))でも気になる! (2015年10月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 90e3a8330e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リア | 作成日時:2013年4月29日 21時