どれだけ優れた者でさえ、推しの前では皆同じ.part2【稲荷崎】

愛が68こ ページ28

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宮治「…じゃあ、Aちゃんを泣かせるんも俺だけやなくなるんやなぁ」



「治くん…」








「……その顔すっごくいいね、写真撮っていい？」



「「「このムードクラッシャーが！！」」」



「oh…」


思ったことを口にしただけなのに！！心外です！！








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朝の騒動も無事(?)終わり、土曜日の部活が始まった


今日は洗濯もします


北さんにいつまでも甘えるわけにもいかないし、昨日もほぼ一人でできたのであの人には練習に参加してもらいました



「結構汗臭いな…」


目の前にはビブスの山


流石男子高校生というべきなのか汗の臭いがすごい

…冗談抜きですごい


ビブスってこんな臭いすることあったんだね…っていうくらいにはする



「洗うか…」


洗剤を入れてスイッチを押す

ウィーン…と無機質な音を出したのを確認してから水道に向かった







洗濯機を回している間にドリンクを作る

ちなみにネットとかは昨日放置してそのままなので用意はしなかった



「うーん…」



ボトルを振り続けるが、ちょっと疲れる

私は基本筋肉がない、というよりつかない

筋トレにハマってた時期もあったが、一切つかなかった

腕相撲は小学生に負け、保育園児といい勝負である



「…こんなのでへこたれてたらダメなんだろうけど」



疲れるもんは疲れる！！！！！！

これからは長いスプーン持ってきてかき混ぜよう…






ドリンクを作って、涼しい場所で氷水の中に入れながら冷やす

その間にタオルを用意

部活が始まる前に更衣室にあるカゴに皆が入れていったものを回収するだけなんですけどね





ここまでやって少し体育館の様子を見る

アップが終わってサーブ&レシーブをしているようだった


…あのボールがいつも私をめがけて飛んでくるんですよね、そら怪我するよ……





心がぴえんになっていたら監督に呼ばれた



黒須「足は大丈夫なんか？」



「まだちょっと痛みますけど…多分大丈夫です」



自分の怪我の治りの早さは異常なのでね！！！



黒須「昨日は走らせてすまんかったな、今日は安静にしとき」



「はーい」



大見「ほな今日は得点板頼もうかな」



「ゲームするんですか？」



大見「土曜日の部活はいつもするで」



時間がいつもよりあるもんね…



「じゃあ準備してきます」



大見「転けるなよー」



「そこまで貧弱じゃないんですが！！？」




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