愛が32こ ページ35
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北「……すまん俺が舐めとった」
そう言って申し訳なさそうに眉を下げる北さん
「覚悟はしていたので大丈夫です…」
対する私は、この5分で一体どうしたらこうなるんだ?というくらい身体中を真っ赤どころか所々青くしていた。
いや普通の人だったらここまではならないと思う。本当に。
だって明らかにほとんどのボールが私に向かってきてたもん。もしかして私歓迎されてないのかな
別にボーっとしてたわけではなく、サーブが来ていないのをちゃんと確認し、落ちているボールを拾えば真逆の方から飛んでくるボール達。
これくらいなら避けられる!と思い頭を下げたら床から跳ねてきたボールに思い切り顔をやられた。
その後は本当に散々で、他の一年生が1人も怪我をしていない中私だけ何故か戦争帰りみたいになっていた。
黒須「これは……痛々しいな」
大見「ちょっと初めてバレーボールが怖いと思った」
「なんかすみません」
黒須「これはちょっとやり方を考えたほうがええかもなぁ」
「本当にごめんなさい」
大見「見田村さんが謝ることやないで」
まだサーブの練習をしている先輩達にチラチラ見られながら、大見先生に手伝ってもらいつつ怪我の手当てをする。
大見「でもほんまに手際がええな」
「小さい頃からこの調子ですので」
黒須「それはそれで危険な気ぃするんやが」
「おかげさまで自然治癒力が上がりました」
黒須「それは褒めてええんか?」
「褒めてください」
でも痛いもんは普通に痛い
もう痣とかのレベルを超えてる運動って怖い
うーん、どうしようか…と悩んでいる大見先生には私を部活に入れないという選択肢はないらしく、それは黒須監督も同じようだった。
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黒須「せや、ボール拾いを見田村を死守しようゲームにしてまえばいいんや!」
ネーミングセンス皆無かよ、とかなんでそんな自信満々なん?とか色々思ったがそれよりもまず、
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「私は的か?」
大見「確かに、ほとんどのボールが吸い寄せられるように見田村の顔面にきよったもんな」
いやボケは求めてないんです
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ぽんこつ(プロフ) - 待って私この子になりたいい! (2021年12月5日 20時) (レス) @page7 id: e04e85245c (このIDを非表示/違反報告)
こんにゃく(プロフ) - コメント失礼します!キットカットのノリが「おっとっと」に似てて親近感がわきました!おっとっと以外にもあったんですね!【おっとっととっといてっていっといたのになんでとっとらんと?】 (2021年6月5日 21時) (レス) id: fc3c2292a3 (このIDを非表示/違反報告)
だくちゃん(プロフ) - なすさん» コメントありがとうございます!!私も作って1週間しない内に続編に移行したのでびっくりしてます笑 この小説の中でも1週間経ってないんですけどね…書きたいこと書きまくってたらこんなことになってました笑 ありがとうございます!!頑張ります!!! (2021年3月2日 7時) (レス) id: bd700b3b5e (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - めっさ好きです.....!!更新多くてびっくりしてます!これからも無理せず頑張ってください!! (2021年3月2日 0時) (レス) id: 2b6b96a459 (このIDを非表示/違反報告)
だくちゃん(プロフ) - 水彩campusさん» コメントありがとうございます!最高!!?本当ですか!?めっちゃ嬉しいです…ひぇ……夢主ちゃんのキャラが濃い方が後々書きやすいのかなっていう安直な理由でこうなりましたが、そう言われるとは思っていなかったので凄く嬉しいです!!更新頑張ます!!!!! (2021年3月1日 7時) (レス) id: bd700b3b5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だくちゃん | 作成日時:2021年2月23日 18時