どれだけ優れた者でさえ、推しの前では皆同じ【稲荷崎】

愛が8つ ページ11

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「いや、でもせっかくハイキューの世界にきたのにバレーボールできないとか笑う」



推しと関係するものがクラスが同じということしかないんだが？


何でご都合主義的な何かが無いんですかね



「まぁ、楽しいからいっか！」








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夜ご飯を食べ、お風呂に入った後明日の準備を始める。



「んーと、明日の用意は…………」



数学、美術、日本史、C英語、体育、科学






「………ま？」



体育あるとか聞いてないんだが？？？


初日から笑われるやつやんこれ。嘘だろ。


美術はいいよ？

私デザイン科だったし、毎日推し描いてたし、絵は描ける。




「いや体育て……何拷問？」



内容にもよるが、まだ春なので絶対水泳はない。

因みに私の元の学校ではこの時期、球技大会の為にバレーをやらされた。



そしてこの世界はハイキューである。



「いや、まさか……ねぇ？」



フラグとか知らない。私は寝る。








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「はーいお疲れ様でしたー」



昨日覚えたばかりの道を歩き、校舎に入ろうとした際体育の先生に話しかけられたと思ったらご報告。




今日の体育バレーですって奥さん。


まじ誰だよ昨日フラグ建築した奴へし折れや。




私の家系は本当に水泳以外できない。

どれくらいできないかと言うと、例えばバレー等の球技。



必ず3回顔面にクリーンヒットする。ボールが。



昨日も試したら同じことが起きたので、この世界の私も同じことが何度も起きたのだろう。


じゃないと倉庫にあんな破かれたボール転がってないよ。まじ1個しか無事なのなかったからな？



「絶対死ぬ。わかる。未来が見える」



初日から休む勇気もないのでやるしかないんですけどね〜




「もういいや…数学の用意して寝よう……」



そう言って私は机に突っ伏した。


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