1話 ページ1
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「でっっっっっか」
おっと本音が。アッ皆で一斉にこっち見んのやめて恥ずかしいキャッッ
まあ確かに知らん奴がこんなこと言い出したら怖いわな。てへ。は?
…にしてもマジかよ。デカすぎやん。なにこれタワマン?
すごすぎでしょ。金の匂いやばい。
てかなんだこの金にものをいわせてる金ピカの像は。
サングラスかけてるし…組長?こわ。
今私は自分がこれから通学する学校の門前に立っている。
名前は「私立すとぷり学園」
これから私はこの学園に3年間通うことになる。
威圧感を放つ白塗りの校舎
競技場を彷彿とさせるグラウンド
池に泳ぐ鯉
金色の無駄に輝いている朝礼台
警備員のいる昇降口
うわぁ〜〜やばぁ〜〜い(スペ顔)
…本当に申し訳ないが割と本気で現実を受け止めきれずにいる。
いやだって無理じゃん??あのすとぷり学園だぜ???
外観からもそうだけどやばいのは何よりも生徒である。
かわいい生徒会に、大人組と名付けられたイケメンたち。極め付けはあの女。
…ウン胃が痛くなってきた
いやぁあ無理無理!!!拒否反応すごいからマジでぇえええ
ちなみに未だに門前から動けてないっていうね。やばない???
てか時間やばい。心臓のバクバクすごい。やばい(やばい)
「はぁ…」
思わずため息がこぼれた。アッいっけね
何気なくちらり、と横をみる
「、は?」
見慣れた横顔が視界に入った。
まあ、あなたは私の事なんて覚えてなんかいないでしょうけど。
スタスタと校舎に向かっていくのね。悲しいわ。思ってねえけどな。ハッッッッ
頭がズキンとした。
頭の中で中学校のそれはそれは楽しい思い出が流れてく。
少しだけ、ほんの少しだけ足がすくんだ。
…いや。私は行く。絶対に。
中学の私とはもう違う。
ただべそべそ泣いてるだけの私じゃないの。
首洗って待っててね。
神宮愛桜ちゃん。
あの子の後ろ姿を見て再度決心した。
頑張るね。お母さん。
ちゃんと見ててよ。私、やり遂げてみせるから。
だから、おやすみ。
小袋を胸に抱えて足を進めた_______
(てか私の教室どこだろう)
(まず入学式が行われるのってどこなん)
(…やばくね??)
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ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 初コメ失礼します。直球に言います、好きです。元々復讐?系が好きだったんですけど、1話読んでシンプルに好きだと思いました!!!応援してます!頑張って下さい!!! (2021年8月18日 20時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごりら | 作成日時:2021年7月28日 15時