【あんスタ】家庭的な一般成人男性ですが?【男主】

25話※ ページ26

Aside






それから、高峯さんは『次の授業があるので』と言って教室に戻って行った








高峯さんには助けてもらってばかりだな...


今度またお礼しよう






そういえば、今日はセール品ないな



今日はゆっくり帰れるかも...♪







あ

泉君来るかも





いや、流石に...遊木さんもいるしそっちに行くだろう


もしそっちに行ったら、慈悲と謝罪の意も込めて今度会ったら餌付けしょう




あのイケメン可愛かった









そう考えながら、ガーデンスペースで草花の整備をしていると



「にゃぁ」

と控えめで可愛らしい鳴き声が聞こえてきた




子猫かな


そう思い草を掻き分けていくと子猫が長い草に絡まり動けなくなっていた


野良猫かな？


とりあえず抱きかかえると、特に抵抗もなくすんなりと抱えられた




ちいさい黒猫だ特に外傷もない


猫からは元気そうに


「みゃぁー」


という鳴き声が聞こえる





どっかから入り込んで来ちゃったのかな？



ここの生徒が持ってくるわけないし



にしてもこの猫かわいい




残念だけどとりあえず校外に逃がすしかないな




ごめんね

心の中でそう思いながら校門の方へと体を向ける








「さっきからみゃあみゃあうるさいんだけどぉー、ふぁあ目ぇ覚めちゃったじゃん」




後ろからそう声がして振り返ると



あ、やっぱりそうですか

顔面が神々しいニンゲンが立っている▽




黒髪気だるげイケメンとエンカウントです...



と言うか、授業は!?


まぁ、多分サボリだろうな




はぁ、しんどい








「すみません、校内に猫が入り込んでしまっていて」



「へぇ、まぁ子猫が入り込んだくらいならま〜くんとかエッちゃんにも言わなくてもいいかぁ」






「あ、っていうかアンタもしかしてセッちゃんの言ってた『なつくん』?」


「あっ、はい」


「昨日の午後と今日の朝なつくんがなつくんがってうるさかったんだよねぇー」


「あはは...」








「会ったばかりで悪いんだけど、俺眠たいから抱き枕になってねぇ...♪」



「えっ、は!?」









なんということでしょう







イケメンの抱き枕にされました...たすけて

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