【d!】教え子達の国に行ってみた☆２ (ページ2)

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☆　練習ページ2

というわけで、絶賛練習中なのだが...。

os「うーん、言葉使いや礼儀・作法は完璧なんやけど、ダンスがなぁ。」

そう、俺はダンスが壊滅的にできないのである！
礼儀・作法や言葉使いは父さんと母さんに教えてもらっていたから、アカリの家庭教師をしたときも問題なく話すことが出来たけど...ダンスは教えてもらってないんだよなぁ。
一回、アカリと一緒にダンスの先生から教えてもらったけど、その先生も呆れてしまうほどに下手っぴだった。
そんなこんなでなんとなく、自分が踊れないのは察してはいたけど、まさかこれほどとは...。

os「んー、とりあえずリズムを取る練習からやな。俺のカウントに合わせて拍手してや。
はい、ワン、ツー、スリー、フォー、ワン―――。」

オスマンの取る拍に集中して手を叩いていく。

os「ちょっとズレとるな...ワンエンツーエンって感じで裏拍も取っていくから、裏拍の時に腕を大きく広げる感じで叩いてみてや。はい、ワンエンツーエンスリーエン―――。」

アドバイス通りに叩いてみると、さっきよりも叩きやすく、しかもピッタリのタイミングで叩けていた。
流石オスマン、相手のことをよく見てるだけあって的確な指示だ。

os「ん、そんな感じでOKやで。次に足なんやけど―――。」

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汗を流しながらも的確にステップを踏んでいく。
三時間でここまで踊れるようになるとか思ってもなかったな。
基本の動作は習得できたようで、無事、今日の練習の終了を言い渡された。
時刻は既に午後５時半。
三十分もあれば軽くシャワーを浴びて汗を流すこともできるだろうし、シャワー浴びてくるか。
そう思い、着替えも持って大浴場に行くと、一般兵に紛れてシャワーを浴びていた狂犬どもがいた。

「よう、コネシマ、シャオロン。」
kn「おお先生！先生も汗流しに来たんか。」
sha「部屋にシャワーついてんだからそこで汗流せばええのに、なんでわざわざここまで？」
「ただの気分だよ。お前たちは？」
kn「そりゃ、これも部下との大事な交流だからな。」

うんうんと頷きながら体を洗っているコネシマを横目に、俺も汗を流していく。
あー、やっぱシャワーはいいな。スッキリする。
そのまま浴場から出ようとしたら、シャオロンに声をかけられた。

sha「先生、風呂入らんくてええの？」
「風呂はまた後で入り直すわ。もうじき夕飯だし。」
kn.sha「せやったわ！」

一目散にドアへ駆けていく二人を追いかける。
やっぱり忘れてたな。