☆ ノスタルジア ページ4
行く先々にある地図を見たり、通りすがりの商人や旅人に道を聞いたりして歩くこと３日。
「ここが、我々国...」
兵「次の方、どうぞ。」
「あ、はい。」
俺は今、我々国の検問所に来ていた。
兵「パスポートを見ると貴方は色々な国を転々としているみたいですね。理由を聞いても？」
「私、国際社会での身分上、定住することが難しくて。それでです。」
よくこの話されるんだよな。
今までは「旅をしている」とか、「地球一周の旅の最中」とか言って誤魔化してきたけど、我々国では大丈夫だろう。
大丈夫じゃなかったら総統室見つけ出してカチコミしてやる。(ちなみに、公共の面前では一人称は“私”だゾ！)
すると、兵士は俺の身分を察したようで、
兵「今まで大変でしたね。」
と、同情してくれた。勝訴。
兵「...よし、荷物にも問題はありませんし、貴方の入国を認めます。我々国を楽しんでください！」
「ありがとう、思いっきり楽しんでくるよ。」
ということで、無事に入国できた。
さっさと観光に行きたいのは山々だが、まずは今夜の宿屋を探さなければ。
出来れば城から近いところ...ここでいいか。
「すいませーん、今夜泊まらせていただくことは可能でしょうか。」
従業員「お一人様ですね。でしたら、このお部屋が空いてますのでこちらのお部屋をお使いください。」
「ありがとうございます。」
お、ここの旅館は住所書かなくてもいいのか。
俺みたいに家が無い奴にとっては嬉しいことだが、店側としては大丈夫なのだろうか。
――――――――
よし、荷物も置いたことだしグルッペン達に会いに行くか。
どうやったら会えるかな...。
にしても、この国にいると不思議な位に今までのノスタルジアな気持ちが去っていく感覚に陥る。
やっぱり、グルッペン達の国だからか？
それとも、これから会えると分かっているからか？
どちらにしろ嬉しいことには代わり無いのだろう。
！そうだ！
「あの。」
門番「誰だ！」
「グルッペンに会いたいんですが。」
門番「お前のようなどこの馬の骨かも知らない奴に会わせる訳が無いだろう！帰れ！」
「あー、じゃあ、グルッペンに『良い国だな。ここまでよく頑張った。』って伝えてもらっていいですか。」
門番「...分かった、そのくらいなら許そう。」
そう言って門番は他の人と交代して城の中に入って行った。
随分偉そうだったけど、あれがここの上司なのか？
俺とは馬が合わなそうだ。
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きなこんこん - 牛乳。さん» 初コメありがとうございます！そこの顔文字は工夫した所なんで嬉しいです。才能あるとか、あんまり言われた事ないんで現在進行形で照れてますw。応援ありがとうございます、頑張ります！ (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 679cde8edf (このIDを非表示/違反報告)
牛乳。 - 初コメ失礼します！友達にオススメされて読ませて頂いた結果、見事にどハマりしました！！「カメラから。」で(*´∀`*)を使っていてrbrさんらしくて好きですw作品全体が大好きです！これで二作目なんて…才能ありすぎでは！？これからも更新頑張って下さい！！ (2022年10月3日 20時) (レス) id: 242e8effd7 (このIDを非表示/違反報告)
きなこんこん - 初コメありがとうございます！本当ですよね。何しとんねんsn。過去編を書きたいと思いつつ挟めなそうなので多分番外編で書くと思われ。更新頑張ります！応援ありがとうございます！ (2022年8月15日 8時) (レス) id: 679cde8edf (このIDを非表示/違反報告)
zoppi114514(プロフ) - 初コメ失礼します!「違和感」にあったsnは、何をしとるんや(笑)大体察したが、おい(笑)作品大好きです！更新頑張って下さい〜! (2022年8月13日 22時) (レス) id: a005ea71c2 (このIDを非表示/違反報告)
きなこんこん - 宮 村 。さん» 初コメありがとうございます！好みのシーンが出来てて良かったw私もあのシーンが一番好きです。応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2022年8月11日 14時) (レス) id: 679cde8edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこんこん | 作成日時：2022年7月30日 21時
