54話 ページ6
夢主side
『もしもし...』
「あ、出てくれた〜
声聞いたの久しぶり笑」
『確かに笑
どうしたの?急に連絡くれるなんて。』
「んーーーーーーー、特に理由はないかな〜
Aの声が聞きたかっただけ!」
翔太くんはさらっとそんなこと言ってみせるから
私ばっかり照れてバカみたいだ。
『そーゆーことさらっと言わないで!』
「さらっとでは、ないんだけどなぁ、笑」
電話の奥で小さく聞こえたその声は、少しだけ照れているように聞こえた。
『でも、私も翔太くんの声、聞きたかった』
「Aこそそーゆーこと言わないで!!
会いたくなっちゃうでしょーが!!!」
そんな可愛く怒られましても...
と思いつつ、会いたくなるだなんて言葉に素直に照れてしまう。
「...会いたい。Aに。」
___私だって会いたいよ。
そう言いたかった。
なんて言ったらいいかわからず、言葉につまる。
翔太くんの口から呟かれた言葉は、ふたりの沈黙に消えていった。
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ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみにまってます!(´;ω;`) (5月24日 21時) (レス) @page16 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
めろサム - 続きがすごく気になります!! 夢主ちゃんと天月さんとのラブストーリードキドキ感が半端ないです( ु ›ω‹ ) ु♡ (2022年4月1日 0時) (レス) @page16 id: 836c3b464e (このIDを非表示/違反報告)
すふれ - 夢主ちゃんと天月さんの立場から考えたら、認められない恋なのかな、とは思ったけど、それでもお互いを想いあえるのって、素敵ですよね...この恋は実ってほしい(>_<) (2021年4月11日 18時) (レス) id: 48b03fa523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流雨 | 作成日時:2021年3月26日 0時