しりあい ページ8
〜
「 えっと井上くんは今日知り合って…？ 」
「 で、俺のことここまで送ってくれてん 」
景瑚と純喜とわたし、そして謎の井上くんと
世にも奇妙な昼下がり
なにやら道にも迷っていた純喜を井上くんは
見かねて一緒に来てくれたと。
「 ありがとうね、井上くん 」
「 港人でいいっすよ 」
にひひっと笑う港人くん。
見ず知らずの純喜を助けて一緒にお昼まで…
陽キャすぎて着いてけないよ…
｢ えっと、名前聞いてもええです？ ｣
｢ あ、西山Aと ｣
｢ 佐藤景瑚だよ〜 ｣
ブツブツと唱えて覚えてくれようとしている。
｢ 純喜くんらはなんか団体なんすよね？ ｣
団体というか、グループというか。、
｢ そうやねん、2人以外にもいっぱいおるで ｣
｢ へ〜男っすか？ ｣
｢ ま、A以外男だらけやな笑 ｣
Aもサバサバしとるから男みたいなもんと
ニコニコしている景瑚を1度静かにする。()
｢ ふーんそうなんすね ｣
港人くんの言動はなにか考えてる感じだけど
なんだろう…
｢ そん中にAさんの彼氏とかいるんすか？ ｣
ぶふ〜っ！！！
｢ 純喜汚いよ！ ｣
｢ おるわけないやん！！気まづいわ〜 ｣
同時に何故か彼氏がいないことを
叩きつけられている私…
｢ 残念ながらいないんだよね〜笑 ｣
ここは必殺愛想笑いでなんとかしよう。
｢ じゃあ俺、立候補してええですか？ ｣
………え？
〜
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作者名：寧 | 作成日時：2021年9月2日 1時
