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『え、じゃあしばらくバレーできないの?』
「……そう、だけどまだ話は終わってないわ」
「また、同じ怪我なんてしたらバレーなんて一生できなくなる体になってしまうって言われて、」
『は…?』
その時私は絶望したもう一回飛んだり走ったりして怪我をしたらバレーはもう一生できないんだって、こんなにあっさりバレーできなくなるんだって思うと心が折れた
それからバレーをしなくなった
マネージャーを辞めたのもみんなのバレーをしている姿を見ると涙が出てくる
早く、バレーを諦めたかったからバレーに関わらないようにしてきた
でも実際、諦めきれてないけどね
過去編Fin______________
「す、すみません」
『なんで?別にいーよw』
「でも、先輩まだバレーできるんですよね?」
『!痛いとこつくなぁーw』
『でも、またバレーをする気もマネージャーをする気も一切ないよ』
『じゃあ私そろそろ帰るね』
「先輩!待っ((」
ガラガラガラ
『私もできるならバレーしたいよ…』
「なら、したらいーじゃん」
『!なんだ、蛍かぁー』
「バレーしたいんでしょ?」
『…確かにバレーしたいけど、できな((』
「それってやらないの間違いじゃないの」
『え、?』
「できないできないって言ってるけどさ、」
「勇気がないんでしょ?」
「できないわけじゃない、ならしないだけデショ」
「そんなにバレーが好きなら辞めなければよかったのに」
『あんたに私の……何がわかるっていうの!!!!』
『あ…え、あ、ごめ』
『…頭冷やしてくる』
「ちょっと…!」
タッタッタッタッタッ
『……ほんと私ってダメだなぁ‥w』
『すぐ逃げ出す癖、辞めないとなのに』
公園のベンチに座りながら独り言をポツポツと言っていく
ポツ
『え、雨降ってきてんじゃん』
最悪、傘ないんだけど
まぁいーや、止むまで待たなきゃだし
私は遊具の影に隠れた、
5分、10分経っても雨は止まなかった
濡れて帰るという手段もあったが足が重くて前に進めなかった
9年前_______(過去編入ります)
当時小学3年生(計算間違ってたらごめんなさい!)だった私は、クラスのリーダー的存在であるりこという人物に目をつけられていた
とある雨の日だった
『うわぁー、ザーザーじゃん』
なんて呑気なことを考えていた
『傘、持ってきててよかったぁ』
__________
ごめんなさい、文字数が足りないのでキリの悪い所で切ります
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作者名:莉紬 | 作成日時:2023年12月15日 14時