#12 ページ15
ガラガラガラガラガラ
『しつれーします』
「先生なら今いねーぞ、って」
「Aさん!?」
『え、と西谷、久しぶり…?』
「Aさん、戻ってたんですか!?」
『あ、いや、その』
『バレーは、まだ戻ってないけど』
『出席日数足りなかったから今日ぐらいはちょっと顔出そうかなっ、て』
「バレー部にはいってないんすか?」
『……行った、顔だけ出したけど』
『もういけそうにないな』
「なんでっすか!?昔、あんなにバレー楽しくしてたじゃないですか!!」
『…ッ』
『でももう、バレーは好きじゃないから』
「…なんで、Aさんが、泣いてるんですか?」
『…!?え、なんで、私、泣いて』
ポロポロと頬に伝う涙の雫
「Aさん、自分にうそついてるんじゃないですか、?」
『嘘なんかッ…!私は、本心で話してて…ッ』
「じゃあ、なんで泣いてるんすか」
私は、バレーが嫌いになって
バレーとは関わりたくなくて、
バレーは、もういらな、
“本当に?"
…ッもう、やめてよ!!
これでいいの!!
私はこれでいいんだよ、
“自分に嘘、ついてない?“
…ッついて、なんかッ
『うっ、』
タッタッタッタッ
「ちょ、Aさん!!」
___
少し汚いです
地雷の方は飛ばしましょう
『うっ、おえ“っ、』
『はぁッ…はぁッ』
『もう、いやッ』
タッタッタッタッ
ガチャ
ガタッ
私は膝から崩れ落ちた
『やっぱ、無理だったのかな』
『私にバレーなんて、進めないでよッ』
“A!"
『お兄、ちゃ、ッ』
“バレーしようぜ!“
『やめてッ、やめてよ、ぉ』
『私は、バレーなんかッ』
“本当に?“
『うっ、あッ』
『もう、やめてッ!!』
バタッ
そこで私の意識は途切れた
______________
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:莉紬 | 作成日時:2023年12月15日 14時