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「大丈夫?」
後ろをばっと振り返ると傘を持ってこっちをのぞいている人がいた
『だ、だれ』
震える声でそう言った
「俺は山口忠!」
『なんで、ここに、いるの?』
「学校から帰ってる途中に君がいたから、来てみたの!」
「君は?」
『AA』
「!じゃあAちゃんだ!」
『うん、私、は、』
お母さんから逃げてきて、気づいたらここにいた、とも言えず、私は黙ってしまった。
『わ、たし、え、と』
「無理して話さなくていいよ」
『!あ、ありがと、ぅ』
「ここにいたら風邪ひくよ?」
『家、やだ』
「そっか、なら俺の家来る?」
「でも、勝手に人あげていいのかな…?」
「いや、事情言えば、多分大丈夫かな」
「よし、」
「じゃ、いこっか!」
そう言って山口は傘に入れさせてくれた。
ガチャ
「ただいまー!」
「おかえりなさい、あれ、お友達?」
「公園にいて、傘持ってないみたい」
「まぁ、上がって上がって!」
『あ、お邪魔、します…?』
“速報です、〇〇県〇〇市の自宅から10代ぐらいの男性の遺体が発見されました。犯人は男性の母だと思われます。なお、3人家族で、妹が行方不明だそうです_______“
『!お兄、ちゃ((ボソッ』
「どうかした?」
お菓子とお茶を手に持ちながらはい、お菓子とお茶、と言いながら山口は言った
『え、と、』
当然、このニュース、私の家などと言えるわけもなく黙ってしまった
「…あのさ、もう一回聞いてもいい?」
「なんであの公園にいたの?」
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ごめんなさい切ります!
次の次ぐらいで多分過去編終わります
追加___ごめんなさい月島一回消しました
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作者名:莉紬 | 作成日時:2023年12月15日 14時