*銀魂*沖田総悟の双子は、万屋になりました。

第4件目、抜けたんだよね ページ7

あ「………腹減った」

さっき1日くらい食わなくても、とか言ったが

あ「…(絶対無理！餓死する！)」


1度ユキに掛け合ったけれど、
全く相手にしちゃくれなかった

そんなこんなでフラフラと彷徨い続け、
気づけば懐かしい場所に来ていた


眠らない町、歌舞伎町


あ「…総悟、いるかな」

しばらく会ってない
まぁ、アイツの事だから相変わらずなんだろう

そんな事を思いながら、街中を歩く
一応目立たないように裏路地を歩いた


そして、俺の腹が限界に達した時…

あ「ん…万事屋じゃん」


いくら貧乏でも、食いもんくらいあるだろう
よし、漁りにいこう

そうして俺は、万事屋のインターホンを押した


新「はー……い…！？」
あ「やっほーぱっつぁん、上がってくぜ」
新「ええぇぇぇぇえ！？」

待ってくださいよ、と止める新八をよそに、
俺は万事屋の中に入っていく

中に入ると、いつもの光景が
ジャンプを読む銀時
ソファで鼻をほじる神楽
定春は…寝てるし


と、俺に気づいたのか、
銀時が顔を上げて、数回目ばたきをした

銀「……Aクン、何してんの」
あ「いやー、腹減って？」
銀「テロリストが貧乏な家に
食いもん求めるんじゃねぇよ！！」

そう言って銀時が投げたジャンプを斬り、
ソファにドサ、と座る

銀時が青い顔をしてるように見えるが、
多分幻覚なので見なかったことにしよう、うん


あ「…あ」
銀「……ぐす、なんだよ…」
あ「俺、鬼兵隊抜けたんだよね」

その瞬間、静寂が訪れ、
そして数秒後、3人が同時に声を上げた

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