*銀魂*沖田総悟の双子くんは暗殺のプロでした。ー3ー

第肆拾陸斬、嫌いだから ページ7

それから数分

吉原の中を、月詠のあとに続いて、
何を話すわけでもなく、付いて歩いた

そして、一軒の甘味処に入ると、
視線を奪われるくらいの美人がいた

あ「へェ、なかなか綺麗じゃん」
月「日輪、連れてきた」
日「お久しぶりです、銀さん。隣の方は？」
あ「あ、俺？沖田A。
ココ(吉原)を仕切ってる神威の知り合い」

ぱっと見た感じ、その辺の遊女より綺麗で、
かなりしっかりとしている印象を受けた

竹を割ったよう
という表現にぴったりというか…

銀「んで？何で呼び出したわけ？」
日「あぁ、晴太を見てもらおうと思いまして」
銀「晴太？なんでまた」
日「それが………」

お2人さんで話盛り上がってますね
んーっとね、俺ね、晴太？って人知らないし
てか第一どうしていいのかわかんないんだけど

え、座っていいの！？
ねえ、日輪サンイキナリ激おこぷんぷん丸とか
そーゆーのないよね！？ね？！

月「……少しは落ち着きなんし」
あ「え、いや、すんません」
月「いや、別に良い」

隣にいた月詠サンの目が冷たかったです

あ「……日輪サン、足、どうしたんスか」
日「え？あ、これ？……ちょっとね」
あ「そっスか」

苦笑いを浮かべる彼女は
今まで纏っていた明るい雰囲気に
少しだけ陰りを帯び、
苦難を乗り越えたことを悟らせた

あ「あ、神威だ。そんじゃ、俺はこの辺で」
日「あら、もう行くの？」
あ「俺には吉原はキョーミないとこだし、
なんつーか、温かいの嫌いだから」

家族や友情？
吐き気しかしないんだけど

そんな感情を抑えつつ
俺は3人の元を去った

お久しぶりです……→←第肆拾伍斬、吉原の用心棒

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