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第質拾斬、相談だ ページ35

その夜、俺は例の話をするため、
高杉の部屋にお邪魔していた

高杉は俺が普段通りではないと悟っていて、
さっきからずっと俺を睨んでる


あ「…あのさ、相談が、あって」
高「相談?」
あ「その……ココを、出ようと思って」

高杉の目を見るのが怖くて、下を向く
高杉からは不機嫌オーラが出ている
めっちゃ怒ってますよねぇ…

高「何をするんだよ、ココを出て」
あ「…わかんない」
高「ハァ?」
あ「わかんない。でも、生活、してみたい」

俺が経験した、温もりをもう一度


なぜか、俺の中には迷いがなくなっていた
一度認めると、それはそんなに嫌でもなくて

高「お前、何言ってるか分かってンのか?」
あ「わかってる。…つもり」
高「一つ言っておく。そいつは無理な相談だ」

高杉は俺の服を手繰り寄せ、俺の腕を強く握る
絶対離さない、そんな気持ちが伝わってくる

高「誰がくれてやるか。俺が育てたお前を。俺の唯一の弟子を。あんな、腐った所に」

ぎりぎりと強くなる高杉の力
俺は思わず顔を歪めた

高「なァ、何かの冗談だろ?お前は俺なしじゃ生きていけないだろ?お前が俺から離れるわけねェもんなァ?」
あ「高杉!!」
高「言ったろ?お前は俺の大事なモンだって」

高杉の目を見ると、俺が知らない高杉がいた

あ「高杉、高杉…」
高「なんだよ?やっぱりやめるのか?そうだよな?」
あ「は、なせっ!やめろ!!」

思いっきり、高杉から手を引く
反動で治りかけの肩から痛みが走った

あ「俺は、出て行く。高杉には、申し訳ないけど」

俺は全速力で部屋に戻った

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ドSの極み(プロフ) - 更新楽しみにしてま~す。 (2015年1月7日 23時) (レス) id: 9c2471414b (このIDを非表示/違反報告)
ドSの極み(プロフ) - 空音架恋@演劇部さん» 頑張ってください!私この小説大好きなんですよ!応援してます! (2014年12月9日 13時) (レス) id: 9c2471414b (このIDを非表示/違反報告)
空音架恋@演劇部(プロフ) - ドSの極みさん» 受験終わったし、高校にも慣れたんで前ほどはいかずとも更新頑張ります! (2014年12月8日 23時) (レス) id: de4c87a60a (このIDを非表示/違反報告)
ドSの極み(プロフ) - 空音架恋@演劇部さん» わかります。私も受験の時、占ツクで書いてたわけではなかったけど、そんなことありました (2014年12月8日 21時) (レス) id: 9c2471414b (このIDを非表示/違反報告)
空音架恋@演劇部(プロフ) - ドSの極みさん» 去年受験だったんで終わったらやろうと思い続けて気付けば今年も終わり……ってかんじでした (2014年12月8日 19時) (レス) id: de4c87a60a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:auto(おーと) | 作成日時:2014年2月28日 12時

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