*銀魂*沖田総悟の双子くんは暗殺のプロでした。ー3ー

第陸拾肆斬、ため息 ページ28

あ「……てな、わけです、はい」
高「ハァ……」

ねぇ、せっかく10分くらいかけて説明したのに
その面倒くさいと言わんばかりの目をするの⁉︎
しかもため息ついたしね！

高「まぁ、ある程度の事情は分かった」
あ「ういっす…」
高「腕の具合はどうだ？」
あ「ん、あ、だいぶマシ」

すると、シュルシュルと腕の包帯を解く高杉
しかも無表情
あ、あのぅ？

あ「高杉、サン？」
高「傷口見てやる。包帯の交換もしてやる」
あ「わあお、上から目sいったぁぁぁぁぁ」
高「黙れガキが」

違うもん！姿だけだもん！！
俺がちっこくなってるからってバカにして！
チョップしなくてもいいと思うよ！？


あ「ってか戻ったら俺のがデカイし！」
高「あン？なんか言ったかよ」
あ「だ、だって事実だし？」

高杉の腕が、俺の手を握ったまま上にのびる
それはつまり、俺の腕も上へ……

あ「ってストップストップ！！」
高「……」
あ「お願いだからこれ以上上げないで！！
俺の腕もげちゃう！！」

肩の傷いったいし！
肩から俺の腕もぐ気かよ！！！


高「…だいぶ、塞がったか」
あ「あ、うん」
高「明日から夕飯後はここに来い」
あ「え？なんで？」
高「腕の筋肉固まってんだろ。ほぐしてやる」

そう言いながら、俺の腕を揉む高杉
めっちゃ気持ちいい
力加減とかちょうどいいわ

高杉って器用だよな、指先とか
さすが歩く18きn()



ふと、あることを言ってなかった、と思い出す

あ「……ね、高杉」
高「あ？」
あ「…ありがと、ね。それと、ただいま」
高「ハァ…ったく、今回だけだぞ、許すのは」

無表情に見える高杉の顔が、少し綻んだ
今回だけ、なんて言って、甘いんだよなぁ


あ「ししょーだいすきー」
高「…ハァ、はいはい」

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