第伍拾斬、黒歴史 ページ12
真っ暗な、闇
何もない
何も聞こえない
目を開けているのかさえ分からない
ただ、無限に広がる闇
その中で俺は、落下していた
身体が何にも触れず、宙に浮かび
重力に逆らうことなく、落下する
俺は何をしているのだろう
俺は何故ここにいるのだろう
一瞬見えた光
そこには
こげ茶色の髪の男
栗色の髪の女
女によく似た髪の色の少女と少年
顔はぼやけていたが、見えた口元は笑っていた
とても、温かい光
幸せそうな家族
"待って"
そう言って伸ばした右手は
空気を掴み、4人は消えた
"1人にしないで"
そう言って更に伸ばした手を掴んだのは____
高「おいコラA」
あ「んあ……え?」
俺が伸ばした右手を掴んだ高杉
そして俺が掴んでいるのは
高「……死にてェのか?アァ?」
あ「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
高杉の顔面
ってか何で同じ目線なの?!
俺寝てたから布団に寝てるよね!!?
何でお前まで寝てんだよ!?
あ「あ、あのぉ…何で高杉サンは
俺の布団に寝てるのでございましょうか……」
高「……お前がチビだった頃の夢見たから」
俺がチビだった頃って……
高「お前が寝る時に
『俺ぇ、1人で寝れないよぉ…
だからししょー、一緒に寝て?』
って言ってた頃の」
あ「言わなくていいからぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
隣で楽しそうにニヤニヤしてる高杉さん
貴方、何で目がキラキラしてるの!?
高「あの頃はまだ可愛気あったよなァ…
俺が夜中に脅かしたぐれェでビビってさ…
泣きまくってたもんなァ…ククっ…」
あ「もういいって!!お願い!やめて!?
300円あげるからぁぁぁ!!!」
黒歴史を引っ張り出さないで?
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ドSの極み(プロフ) - 更新楽しみにしてま~す。 (2015年1月7日 23時) (レス) id: 9c2471414b (このIDを非表示/違反報告)
ドSの極み(プロフ) - 空音架恋@演劇部さん» 頑張ってください!私この小説大好きなんですよ!応援してます! (2014年12月9日 13時) (レス) id: 9c2471414b (このIDを非表示/違反報告)
空音架恋@演劇部(プロフ) - ドSの極みさん» 受験終わったし、高校にも慣れたんで前ほどはいかずとも更新頑張ります! (2014年12月8日 23時) (レス) id: de4c87a60a (このIDを非表示/違反報告)
ドSの極み(プロフ) - 空音架恋@演劇部さん» わかります。私も受験の時、占ツクで書いてたわけではなかったけど、そんなことありました (2014年12月8日 21時) (レス) id: 9c2471414b (このIDを非表示/違反報告)
空音架恋@演劇部(プロフ) - ドSの極みさん» 去年受験だったんで終わったらやろうと思い続けて気付けば今年も終わり……ってかんじでした (2014年12月8日 19時) (レス) id: de4c87a60a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:auto(おーと) | 作成日時:2014年2月28日 12時