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「ただいま戻りました〜〜!!」
「おい、いづみ!引っ張るな!」
玄関から監督の声と聞きなれない男の声が聞こえた後、談話室のドアが開いた。
「おかえりなさい!」
「おかえりっス!」
「ただいま!じゃあ紹介するね!私の兄の立花Aです!」
そう監督に紹介された人は万里や十座と同じくらいの身長でモデルみたいな綺麗な顔をした男だった。当の本人は目の前の俺たちを見て固まっているようだったが、
「...いづみ?ちゃんと説明しろ」
「いひゃい いひゃい!!」
はっとした後、急に連絡よこしてなんの説明も無しに引っ張って来るなんてなんなんだ全く...と監督を詰め寄る。
「え...もしかして監督、まだ何も話してないんすか...」と隣で綴が呆れている。そんな中お兄さんに「久し振りだな、A。」と声をかける左京さん。
「............」
「全く兄弟揃っt「左京くん...?」
「(左京さんを君付け...)」
「(左京さんを君付けしてる...)」
「(あの左京さんを君付け...)」
「(左京兄を君付け?!)」
「(左京さんを君付けだ...)」
うわ、大分雰囲気変わったね。全然気づかなかったよ。と笑うお兄さん。イケメンだな。
「え?お兄ちゃん左京さんのこと知ってるの?」
「...?何言ってんだお前。小さかったとはいえいづみも昔かなりお世話になったろ」
それに俺は幼少期半分ここで育ってるし。とお兄さん。
「え??」
「? 中学まではこの寮で育ってんだよ。忘れたか?いづみとは一緒に生活してなかったろ」
「それはそうだけど...」
寮生活してるのは知ってたけどまさかMANKAI寮だったとは...と監督がつぶやく。
「で?どういうこと?全く状況を理解できないけど」
「えっとそれは...」
「お前が説明すると長い。俺が説明する。」と左京さんが監督のお兄さんに今の状況を説明する。
「...大丈夫かこれ。」
「雲行き怪しいっすよね」
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かえで(プロフ) - なんか暇だったからいろんなやつ探してたら見つけたなにこれ面白いんだけど!!いづみちゃんのお兄ちゃんの発想はなかったです!!最新楽しみにしているので最新頑張ってください!! (2018年7月23日 20時) (レス) id: 8aea4f5179 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瀬戸 | 作成日時:2018年1月11日 3時