重い体 ページ7
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早退することが決まった後、気配を消すようにコソコソと教室に戻り荷物を回収に向かい、担任の銀八先生に一声かけて帰宅した。
幸いにも、Z組は体育の授業で教室には誰も居なく、誰にも言わずに帰ることにはなってしまったけれど、クラスの皆からの変な注目を浴びることがなくて少し安心した。
『帰ってきたのはいいものの…怠い、』
鉛のように体は重く、下腹部の痛みは多少は和らいだものの、未だ継続していた。
昼食も食べる気にならず、制服から部屋着へと着替えを済ませると倒れこむようにベッドに寝そべった_______
『あれ…なんか違う匂いする、』
ベッドに寝転んだのはいいものの、毛布からはいつもと違う香りがする…もしかして、
意識を戻し、首だけムクリとベッドから起き上がると、自分のベッドだと思い込んで寝転んだ先は、隣にあるお兄ちゃんのベッドであった。
『まぁ…帰ってくるまでに起きればいいや、』
今の自分には重い体を動かすことはできず、首だけあげた体を再び元に戻し、再度ベッドに寝転んで自然と目を閉じた…_________
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時