同じ高校?! ページ48
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学校を出て、アルバイト先に少し早めに到着した。
教室を出るときに総悟に見つからないか少し不安だったけれど、土方さんに連れられて部活に向かって行ったようで安心した。
「…A、着いたみたいね。」
『あ…!信女さん!って…何でうちの高校の制服?!』
後ろから声をかけられ、振り向いたそこには、私と同じ高校の制服を着ている信女さんがいた。
「言ったじゃない。私もあなたと同じ高校生なの。クラスは違うけれど、Aのことは学校で見かけるし、結構前から気づいていたわ。」
『全然気づかなかった…』
「まあ、AはZ組、私はA組。なかなか見かけないのが普通よね。あと、敬語も“さん”付けじゃなくていい。同い年なんだし…」
淡々と話を進めつつ、お店のスタッフルームへと案内してくれる彼女を追いかける。
私はというと、同い年には見えないルックス、大人しさに圧倒されてばかり…
「ここがAのロッカー。中に制服が入っているから使って。あと、荷物も置いていって大丈夫だから…」
『うん…ありがとう!お言葉に甘えて敬語やめてみたけど…、なんか慣れないね?』
「いいの。これから徐々に慣れるわ…さあ、行きましょう。」
今まで敬語で接してきたために、なかなかタメ口がしっくりこないでいるが、少し距離が縮まったことに嬉しさを感じていた。
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時