【銀魂 3Z】兄妹なんて望んでない【沖田総悟】２ (ページ21)

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2人寄り添う朝ページ21

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お兄ちゃんとお付き合いを始めて数日…季節は梅雨真っ盛りである

彼から提案された５つの約束事も守りつつ、日常生活を平和に過ごしていた…今日は土曜日で学校も休みなのである。

『ん、…苦しい』

現在、布団の中で寝ぼけて寝返りを打とうとすると、腹部が何者かにがっちりをホールドされ、身動きがうまく取れない状況にいた。

身動きが取れない代わりに、顔だけを右側へと向けると、寝息を立ててスヤスヤと寝ている総悟の姿が見えた________

『ねぇ、総悟。朝だよ～』

「…ｽｰ」

そう、私たちは思いが通じ合い、寝るときも同じベッドで眠る日々が続いているわけで…

特にやましいことがあるわけではないけれど、こうやって2人で寄り添って寝ることでお互いの体温を確かめ合うことができている

あれ…今日は確か土曜日だったような、

『土曜って確か…総悟は部活じゃなかった？』

私がそう問い詰めると、総悟の首はふいっとそっぽを向いてしまった。

『ね、ちょっと！起きてるでしょ？起きててその態度とってるんでしょ？！』

「うるせーなァ。もう少し休んでやしょうぜィ、A」

総悟はぎゅっとさらに抱きしめる力を強めると、“こっち向きなせェ”と私の体の向きをくるっと回転させ、お互いが向き合う体勢へと変えられた。

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