ここに置いてあったやつ ページ45
ーーーーー
腕を引かれ、お互いの距離が近づくと、どちらからともなく唇を重ねる______
総悟が布団に入っているため、私が上から様子を伺う形になっている。
「ん、上手になてきたじゃねェか。」
『い…いちいち声に出して言わなくていいっ!』
総悟は揶揄うように私の唇を指で優しくなぞり、左のベッドデスクに手をかけたけれど…
「あり?Aー、ここに置いてあったやつ知らね?」
『あ、それなら引き出しにー…って、今日はしないからね?!たまにはゆっくり休んでよ?』
「チッ…つーか何でしまった?別に家なんだから隠す必要なんてねェですぜ」
自分が運ばれている間に起きた出来事を知らない総悟はきょとんとした表情で聞いてくる。
まぁ聞いたらびっくりするだろうなと思いつつも、総悟に話すことにした。
『あのね、総悟。今日土方さんが総悟のことをここまで運んでくれたじゃない?そのときにさ…その、それが目にさ…』
「マジかよ…」
『残念ながら…、マジなんだよね。土方さんは黙っているって言ってくれたんだけどさ、今後同じようなことが起きたら大変かなって思って…ね?』
私の思いを総悟に伝えると、納得してくれたようで、お互いに軽くため息をついた。
「まさかアイツにバレちまうなんてな…」
『私も。でも、私たちがこうしてそばにいれることはこれからも変わらないから、ね?』
波乱はあったけれど、なんとか落ち着いた1日で、少し疲れたけれどほっとした1日でもあった。
ーーーーー
137人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時