いってきます ページ37
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「じゃ、朝練行ってきまさァ」
『うん、今日も頑張ってきてね』
土方さんに家がバレてしまったその日から、総悟は以前よりは真面目に部活へ行くようになってくれた。
今月には大きな大会があるとか…チラッと話を聞いたけれど、詳しくは聞いていない。
『私もあとから学校行くね』
玄関先までお見送りをすると、総悟は私の頭を優しく撫でて唇を重ねた_____
「まだ行きたくねェ。てか学校休んでずっと2人きりで…」
『ほ、ほら!土方さんまた家に来ちゃうから!それに学校もすぐ終わるって!ね?』
部活どころか、学校に行くことを渋りだした総悟を無理矢理連れ出すと、拗ねた素振りを見せて「いってきます」と出かけていった。
『私も学校準備しなきゃ…、あ。』
お見送りを終えた私は自室に戻り、制服に着替えようとすると、机の上に置きっぱなしにしていた“名刺”に目が入った_______
『総悟も放課後部活してるし…プレゼントも買いたいんだよなぁ。』
私は制服に腕を通し、髪に毛を綺麗に整えると、机に上に置いていた名刺をポケットの中へとしまい、学校へと向かった。
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時