作戦会議 ページ15
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あれからというものの、私たちの家は荒らしに荒らされ…
「A〜、おかわりアル。」
「神楽ちゃん、私が作った卵焼きもいかがかしら?」
まさかの夕ご飯までも食べていく勢いである。しかも妙ちゃんのダークマター…、いや手作り卵焼きも勝手に振舞ってるし…
そして、私とお兄ちゃんはただの“ 仲の良いクラスメイト ”と誤魔化せたものの…この人たちは全く帰ろうとしない。
「どうしやすかィ、このままじゃ埒が明かねーぜィ」
『そんなこと言われたって…てかなんで近藤さんまで連れてきたのよ。これじゃ私たちが2人一緒に住んでるってバラしているようなものじゃない!』
私たちはキッチンで夕ご飯を作りつつも、2人でコソコソと作戦を練っているのだ。というかご飯も作り置きしておいたものであり、もはや作戦会議しかしていない。
「まァこんな状況だが…」
『ちょっ…何するのよ!』
みんなから視界に入ることのないキッチンにいることを利用し、お兄ちゃんは食器を洗っている私の背中にピッタリと抱きついてきた。
「何でィ、照れてるのかィ?可愛いところあるじゃねーか」
『ちがっ、見られたらどうするの!』
私が振り払おうと力を込めるものの、お兄ちゃんはさらに強い力で私の腰をぎゅっと包み込み、その度にふわっと爽やかな香りした_______
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内藤。 - いつもドキドキしながら見てます!最高です! (2021年7月15日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年3月2日 0時