オ サ ナ ナ ナ ジ ミ 。

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今日は夏の大会に出場するメンバーの発表日。

練習後にコーチから発表されるため、今日の練習には緊張感が漂っている。




「次の部長は誰になるんだろうねー。」


先輩マネージャーと部室に器具を返しに行く途中、そんな話題がのぼった。


『誰なんでしょうねー。3年生の先輩方の中での予想とかあるんですか？』


「うーん…私たちの中では、ダニエル君が有力じゃないかって話してるよ。」


ダニエルってそんなにすごいんだ…。


去年は唯一1年生の中から選ばれた夏の大会、今年も出られるといいね。


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「次に2年生を発表します。」


3年生から選ばれたのは18人。
残り7枠だ。



「まず、………カンダニエル。」


「はい！」


わっと拍手があがる。

本当に嬉しそう。

私も心からの拍手を送った。


それから続けて4人の名前が呼ばれた。



「次に１年生を発表します。」


残りは2枠。

どの1年生も自分が選ばれるように祈っている。


その中には当然ジニョン君もいる。

ジニョン君は今まで本当に努力して頑張ってきたと思う。

それはコーチにも他の部員にも認められている。


どうか、その努力が報われますように…。





でも、呼ばれたのは違う2人。


最後まで"ぺジニョン"の名前が呼ばれることはなかった。



「これで発表を終わります。
選ばれたメンバーはより一層頑張って練習して、
惜しくも今回は選ばれなかった子達も気落ちせずに次の大会への出場という目標を持って練習に励んでください。」


.

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「先輩、俺、だめでした。」


スピーカーのコードを抜いているとジニョン君が話しかけてきた。

私から話しかけていいのかどうか悩んでいた矢先のことだから、ちょっとだけ嬉しかった。


『でもまだやる気失ってないよね？』


「はい！逆にすごいやる気が出てきました。」


『そっかそっか！それならよかった！
私も応援するからね！』



軽くハイタッチをして2人でホールをあとにした。

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