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うぅ…緊張する…。
招集場所に行く前にクラスメイトが応援の言葉をかけてくれた。
「Aちゃん。」
後ろから声をかけられ振り向くとジェファン君が拳を差し出してきた。
「ファイティン！」
その拳に自分の拳を合わせたら不思議と力が湧いてくるようで。
すぐに終わる。あっという間だ。
いちいち私の走りなんて誰も見ない。
そう唱えるけど、やっぱりスタートラインに立つと緊張してしまう。
「位置について、
よーい…」
ピストルの音が鳴ったのを確認して咄嗟に走りだした。
我ながら反応は良かったんじゃない？
中盤に来たところで気がついた。
私の前には1人しかいない。
ということは残りの2人は私の後ろ。
これはいけるかもしれない。
無我夢中で走った。
フォームなんか無茶苦茶だったかもしれない。
ただ、がむしゃらに走った。
だけど、普段から走りこんでいるわけでもない自分が無理をしたからか、
体がついてこなくて…
ゴールテープまでもう少しのところで視界がぐらつき…
思いっきり転んでしまった。
顔を上げると前を走っていた子はとっくにゴールしていて、後ろから来た2人も私を抜き去っていった。
最悪だ……
クラスメイトの心配する声が聞こえてくる。
泣きそうなりながらもこらえて、立ち上がりなんとかゴールした。
退場門に向かおうとすると、
その先にはダニエルがいて、
「おつかれ。保健室行こ。」
優しい笑顔でそう言い、手を引いてくれる。
真っ先に笑うとか言ってたくせに…
真っ先に助けてくれるんだね…。
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しずく(プロフ) - 通行人さん» ありがとうございます！遅くなってしまい申し訳ないです。やっとオサナナナジミ。2を公開できますので楽しみにして頂けたら嬉しいです^^ (2018年7月23日 14時) (
レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - せりさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくださってるんですか。有難いです！もうすぐ続きを公開しますね^^ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - yuuhattoriさん» ありがとうございます！そんなに喜んで頂けてるなんて嬉しいです；；そろそろ2の方を公開しますので！ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
通行人 - 面白いです！続き気になるああああああ (2018年7月8日 17時) (レス) id: b198da2ece (このIDを非表示/違反報告)
せり - 今回も面白い！オサナナナジミ。2嬉しすぎます。楽しみにしています！！頑張って下さい^_^ (2018年7月7日 21時) (レス) id: a32ee9cad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2018年3月7日 22時
